バンコク・ポストなどのタイ現地紙を含む外電は1月23日までに、タイ政府が1月19日に発見したと発表した南部パンガー(Phang Nga)県内のリチウム鉱床について、「埋蔵量の見積もりを1月22日に取り消した」と発表した。発見したのはリチウムを45%含むリチア雲母で、リチウムの含有量の見積もりは大幅に減るという。
(タイ天然資源省HPから)
報道によると、大型の見積もりは同国の天然資源省から指摘があり取り消すことになった。リチア雲母の埋蔵量から産出した新たなリチウム埋蔵量の見積もりは6万6000トン程度で、当初発表のリチウム埋蔵量である1480万トンから大幅に減る。タイ政府は同鉱床の埋蔵量について1480万トンなら「ボリビアとアルゼンチンに次ぎ世界3位」としていたが、6万トンであれば世界22位になるという。
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(IR Universe Kure)