丸紅がカナダの非鉄鉱業事業会社であるハドベイ・ミネラルズ(Hudbay Minerals)との探鉱事業を本格展開する。ハドベイ側が3月13日に自社ホームページ上で発表した。丸紅は今後5年間でハドベイ側に最大1200万カナダドル(約13億1600万円)を投じ、ハドベイが展開するカナダの3プロジェクトの実行に協力する。
プレスリリース(英語): Hudbay Minerals Inc. - Hudbay and Marubeni Sign Flin Flon Option Agreement to Advance Exploration Partnership
2023年7月に両社が締結した覚書に基づいての協業となる。
当時の丸紅プレスリリース: Hudbay Minerals Inc.とのカナダ・マニトバ州での非鉄金属共同探鉱事業に向けた覚書締結について (marubeni.com)
両社はカナダ・マニトバ州フリンフロン地域における3プロジェクト(Cuprus-White Lake、Westarm、North Sta)での新規鉱床発見、開発に向けた探鉱事業で協力する。まずに2025年冬季の探鉱事業向けに700万カナダドルを積み上げた。
両社は今後、3プロジェクトのいずれかについて合弁会社を設立することも視野に入れる。合弁会社の持ち株比率は事業実行者であるハドベイが80%、丸紅は20%となる予定。
ハドベイはマニトバ州で約100年間にわたり事業を転移してきた老舗鉱山会社で、同地域ですでに29の鉱山を発見・運営する。同地域は世界有数の世界でも有数の高品位の銅や亜鉛などの非鉄金属を含有する鉱床群があることで知られる。
ハドベイは丸紅による支援により、採掘した鉱物の運搬設備などのインフラを整備する。丸紅側は脱炭素社会への準備として非鉄金属の確保を進めたい考えだ。
(IR Universe Kure)