三井金属は10月2日、自社ホームページ上で、完全子会社で鉱物開発の三井金属資源開発の発行済み株式のうち33.4%を、天然ガス会社のK&Oエナジーグループ(本社:東京・品川)に譲渡すると発表した。取引額などは未発表。K&Oからの出資を通じて地熱関連事業の高度化や受注拡大等による企業価値の向上を目指す。
プレスリリース(三井金属):LinkClick.aspx
プレスリリース(K&Oエナジー): 00.pdf
三井金属は発表資料中で、今回の取引による2026年3月期の連結業績に与える影響は軽微とした。三井金属資源開発は、鉱物・地熱・水資源の調査・開発コンサルティング、土壌環境に関する調 査から対策までのトータルソリューションサービスなどを提供する地下資源と環境に関する総 合コンサルティング会社。
一方のK&Oは1931年創業の老舗天然ガス会社。2014年に天然ガス生産会社である「関東天然瓦斯開発」と、都市ガス会社である「大多喜ガス」が統合して創立した。ガス事業やヨウ素事業などを行う子会社等の経営管理などを手掛け、地熱発電事業にも取り組む。
(IR Universe Kure)