日本製鉄初のスタートアップ株式会社KAMAMESHI(東京都大田区、小林俊代表)は15日、環境エネルギー事業協会(ENE)と連携し、中小製造業でも第三者保証付きのサステナビリティ情報開示が行えるサービス提供や省エネや脱炭素に関する支援を開始すると発表した。同サービスで中小製造業が抱える「専門人材や知識の不足」「導入コストの高さ」「自社発表だけでは担保できない信頼性」といった壁を解消し、サプライチェーン全体での脱炭素・ESG経営を後押しする。
同サービス上では、ユーザーは中小製造業向け設備部品管理マッチングプラットフォーム「Kamameshi」を通じて、現場に即したフォーマットで情報を入力。専門知識がなくても整理・提出が可能となる。既存の業務データを活用しながらレポート作成が可能なため、大規模投資を必要とせず、中小企業でも導入しやすい仕組みとなっている。
また、CO₂排出量や省エネ・再エネ導入、廃棄物削減、労働安全や地域貢献などを国際基準に沿って開示できるほか、ENEの第三者保証付与による信頼性の高さも同サービスの強みといえる。
(IRuniverse K.Kuribara)