大型蓄電池の製造、販売を手掛けるスタートアップ、パワーエックス(東京都港区)は16日、持続可能な脱炭素社会の実現を目指す企業グループ「日本気候リーダーズ・パートナーシップ」(JCLP)に加盟した、と発表した。賛助会員になったという。
パワーエックスは2021年3月に設立。産業用や系統用の蓄電システムを自社開発し、国内工場から顧客に提供している。さらに、蓄電池の導入が難しい都市部のオフィスビルなどには、蓄電所の調整力を活用した再生可能エネルギー供給サービスを展開している。
JCLPは、脱炭素社会の実現には産業界が健全な危機感を持ち、積極的な行動を始めるべきだとする認識のもと、09年に国内独自の企業グループとして発足した。24年7月現在で、幅広い業界から国内を代表する企業を含む244社が加盟している。加盟企業の売上合計は約156兆円にも達するという。
こうしたJCLPのビジョンに合致するとして、パワーエックスは加盟を決めた。
(IRuniverse Kogure)