豪州国内では初となる、粘土鉱床中の回収可能な希土類元素を測定する鉱山現場用リアルタイムセンサーを開発している豪Loughan Technology Group(現TeraGlo)はこの度、同製品の開発に向けた実証プロジェクトに対し240万豪ドルの助成金を獲得することとなった。豪州の産業省および産業大臣のWebサイトにて、2月20日付でこれに関する声明が発表されている。
本交付金は、豪州連邦政府が設立した「重要技術チャレンジプログラム(CTCP)」を通じてのもので、現在は同第1ラウンドの第2段階が進捗中。公募受け付けによる第1段階から、第2段階へと進んだ8つのプロジェクトに資金が提供されるといい、Loughan Technology Groupのプロジェクトは、この中の一つに選ばれた(今回選ばれた8件のプロジェクト概要はこちらのリンクより確認できる)。
Loughan社によるリアルタイムセンサーの技術は、豪アデレード大学光子学・先端センシング研究所との共同研究により開発されたといい、量子人工知能材料センシング(QAIMS) を中核とするもの。また、ABx Group、Australian Rare Earths社の名も、プロジェクトパートナーとして挙げられている。
Loughan社のWebサイトによれば、QAIMS技術は、異なる波長の複数光源を特定物質に照射し、固有の蛍光色シグナルを発生させる新規蛍光法(Novel Fluorescence, NF)を用いるもので、物質ごとに固有なシグナルによって、試料形態(形状・形態・サイズ・構造)の可視化に加え、複雑な混合物中の対象物質の検出・種別判別・定量化を可能とする非接触(スタンドオフ)分析技術であるという。
なお、本助成金プログラム(CTCP)の第2段階で、Loughan社を含む助成金受給者は資金を活用し、第1段階の実現可能性プロジェクトをさらに発展させ、提案されたソリューションのプロトタイプまたは実証モデルを製作することが求められている。
(IRUNIVERSE A.C.)