2025/05/29 22:30
文字サイズ
銅、鉛、亜鉛の非鉄製錬を巡るTC(Treatment Charge)事情、明暗が大きく分かれてきた。銅、鉛でマイナスTCの大幅な下落基調が続き、国内非鉄精錬会社の業績を悪化させている。22日の日本鉱業協会の会見でも田中会長は、「関税政策の影響、エネルギー価格の高止まり、買鉱条件の悪化を受け、国内非鉄製錬8社の親会社株主に帰属する25年度の当期純利益は24年度比19%の減益となる見込み」と述べており、その影響は深刻だ。一方、亜鉛は急回復しプラスに転じ、足元緩やかな推移をたどっている。何が明暗を分けるポイントになったのか。その背景を探っていくと、市場原理の働きにくい、主要な舞台である中国市場の事情も垣間見えてくる。底流を追ってみた。
この記事は会員限定です。お申込み確定後に続きをお読みいただけます。
新着記事
2025年10月 E-SCRAP輸出入統計分析 依然累計輸入数量は小幅前年超え、金額はインドネシア低迷で対前年39%ダウン
2025/12/30
八潮の陥没事故――本当の理由は、どこにあるのか
2025/12/30
FREE
ロンドンで史上高値を更新後、ニューヨークで銅価格が急落――長期的不足は不可避か
2025/12/30
2025年10月 三酸化モリブデンほか輸入統計分析 三酸化モリブデンは2か月連続増加、累計数量・金額ともほぼ横ばい
2025/12/30
海底資源について :いよいよ始まる南鳥島沖の深海底における世界で初めてのレアアース泥試掘試験
2025/12/29
レゾナック:サステナビリティ説明会動を公開
2025/12/29
大同特殊鋼:IR動画を公開
2025/12/29
一般炭(12/26)
2025/12/29
東京製鐵の鉄スクラップ調達価格(12/29)
2025/12/29
Attero、電子廃棄物リサイクル能力を年間24.4万トンへ拡大、150億ルピーを投資
2025/12/28