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AeroEdge、チタンアルミブレードの新材料量産へ50億円超規模の設備投資実施へ

2025/08/29 19:33 FREE

 航空機エンジン部品の製造、販売などを手掛けるAeroEdgeは27日開催の取締役会で、50億円超規模の設備投資の実施を決議したと発表した。エアバス 社製 A320neo や米 ボーイング 社製 737MAX などの航空機エンジン「LEAP」に搭載されるチタンアルミブレード用の新材料の量産と加工能力の増強を目的とした投資になる。新工場の建設と本社工場に加工設備などを追加導入する計画で、27年の完成を目指す。

 

 計画によると、栃木県足利市で新たに取得した7,640平方メートルの土地に、チタンアルミブレードの量産工場や、生産した鋳造品の検査・分析を手掛ける試験施設を建設する。

 

 同社では材料供給から加工までを担う垂直統合体制の構築などを目指して新材料の開発に取り組んできており、その量産拠点の位置づけになる。27年4月完成を目指して、建設を進める。投資額は25億7,500万円を見込んでいる。

 

 また、加工能力の増強を目指して、既存の本社工場に各種加工設備や検査装置を追加導入する予定で、この投資額は24億4,600万円になるという。27年6月の完成を目指している。

 

 同社は、2016年の創業で、栃木県足利市に本拠を置く。仏の エアバス社製 A320neo ファミリーや米のボーイング 社製737MAX シリーズ用の航空機エンジン「LEAP」に搭載されるチタンアルミブレードを量産加工し、仏のSAFRAN社に販売してきている。

 

(IRuniverse G・Mochizuki)

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