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非鉄各社26/3期の市況前提とのギャップについて(9/12時点):26/3期2Q以降の前提基準

2025/09/14 09:52
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非鉄各社26/3期の市況前提とのギャップについて(9/12時点):26/3期2Q以降の前提基準

 非鉄各社の26/3期の市況前提と、25年7月以降のLME価格とのギャップについてみてみた。このギャップによる各社の業績影響については毎月末に報告予定。

 

〇銅

 足もとのLME価格は、下図の通り。

 各社の前提は以下の通り。

●JX金属      9,546ドル/トン(433セント/ポンド)

●三井金属     9,811ドル/トン(445セント/ポンド)

●三菱マテリアル  9,105ドル/トン(413セント/ポンド)

●住友金属鉱山   9,500ドル/トン

●DOWA HD      9,000ドル/トン

●古河機械金属   9,500ドル/トン

 

図表1、LME銅価格と各社前提(ドル/トン)

出所:LME及び各社発表資料よりIRU作成

 

〇亜鉛

 足もとのLME価格は各社の前提を大きく下回って推移している。

 各社の新前提は以下の通り。

●三井金属 2,800ドル/トン

●DOWA HD 2,600ドル/トン

 

図表2、LME亜鉛価格と各社前提(ドル/トン)

出所:LME及び各社発表資料よりIRU作成

 

〇鉛

 足もとのLME価格は前提を下回って推移しているが、感応度はそんなに大きくないため、影響が少ない。

 各社の新前提は以下の通り。

●三井金属     2,000ドル/トン

●東邦亜鉛     2,018ドル/トン ※年間前提2,000ドル/トンから1Q実績を加味して算出

図表3、LME鉛価格と各社前提(ドル/トン)

出所:LME及び各社発表資料よりIRU作成

 

〇ニッケル

 足もとのLME価格は住友金属鉱山の前提を下回って推移。感応度が大きいため、このまま推移すれば、在庫評価損も発生し、会社計画未達になる可能性あり。

 各社の新前提は以下の通り。

住友金属鉱山   7.00ドル/ポンド

(日本冶金工業   7.00ドル/ポンド) ※通期業績見通しを修正していないことから据え置いた

 

図表4、LMEニッケル価格と各社前提(ドル/トン)

出所:LME及び各社発表資料よりIRU作成

 

 

(IRuniverse 井上 康)

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