9月19日時点の中国電炉メーカーと高炉メーカーの棒鋼製造時の採算比較は以下の通り。
中国内の棒鋼価格は先週末比0.4%低下(3週間連続)。
鉄スクラップ価格は同0.1%上昇(2週間連続)。
鉄鉱石価格は同0.60%低下(4週間ぶり)。
原料炭は同0.9%上昇(3週間連続)。
熱延価格は同0.1%上昇(2週間連続)
この結果、電炉メーカーの製造する棒鋼の採算(スプレッド)は86ドル/トン、先週末比2.5%縮小(5週間連続)。
高炉メーカーが生産する棒鋼の採算は130ドル/トン、同1.8%縮小(4週間連続)。ちなみに、熱延の採算は160ドル/トン、先週末比0.3%拡大(2週間連続)。
図表1、電炉と高炉が生産する棒鋼の採算比較(ドル/トン)

出所:IRU調べ
<参考>
図表2、電炉メーカーの棒鋼製造時の採算(ドル/トン)

図表3、高炉メーカーの棒鋼製造時の採算(ドル/トン)

出所:IRU調べ
図表4、高炉メーカーの熱延製造時の採算(ドル/トン)

出所:IRU調べ
(IRuniverse 井上 康 )