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鉄鋼:欧州が日本製熱延コイルにアンチダンピング課税

2025/09/30 10:35
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鉄鋼:欧州が日本製熱延コイルにアンチダンピング課税

  9月26日、EUは、日本製の熱延コイルに関して、向こう5年間、アンチダンピング課税を賦課すると決定した。

 日本製の熱延コイルに対しては、既に24年夏に、セーフガードが適応されており、今年4月7日には「クロ」の仮判定がでており、今回の決定はサプライズがない。この時の暫定税率は、日本製鉄が31.8%、JFE HDが31.1%、東京製鐵が6.9%だった。今回の関税率は、日本製鉄が30.0%、JFE HDが29.8%、神戸製鋼所が29.8%、東京製鐵が6.9%となった。

 

 これまでのEUの動きに対し、国内鉄鋼メーカーの欧州向け熱延コイルの輸出が大幅に減少しており、業績への影響は軽微だと思われる。ただ、今後の他の鋼種へ広がり、とりわけ電磁鋼板などが対象になることは懸念されるため、引き続き注意が必要だ。

 

 このような世界的な保護主義の流れの中で、日本製鉄の海外戦略の意味が伺えよう。USスチール買収に代表される海外で生産設備を有する意味が理解できよう。

 


(IRuniverse 井上 康)
 

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