2025年9月29日、一般社団法人日本鉄鋼連盟が、2025年8月の鉄鋼輸出入概況を発表した。
2025年8月の鉄鋼輸出実績(全鉄鋼ベース)は246万4,720トン(前月7月263万219トン)、
前年同月(265万5,589トン)比で7.2 %減と5か月連続の減少となった。
半製品が、24 %減の18万8,504トンと2024年11月ぶりに18万トン台に減少した。
全鉄鋼ベースの仕向け先別では、
タイ[37.0万トン、前年同月(37万6,783トン)比1.7 %減]が4か月ぶり、
韓国[26.6万トン、前年同月(35.7万トン)比25.5 %減]が8か月連続、
台湾[12.1万トン、同(16.3万トン)比26.0 %減] が2か月連続の減少となった。
一方、中国[20.0万トン、同(19.9万トン)0.4 %増]が14か月ぶり、
米国[8.2万トン、同(7.9万トン)比4.4 %増) が2か月連続、
中南米[31.0万トン、同(29.7万トン)比4.6 %増]が2か月ぶりの増加となった。
前年同月比で、増加したその他の仕向け先国は、パキスタン、バングラディシュ、アラブ首長国連邦、英国、ノルウェー、ロシア、中南米等であった。
前月比では、中国、台湾、ベトナム、フィリピン、インドネシア、パキスタン、バングラディシュ、中東及びオーストラリア等が増加した。
普通鋼鋼材輸出量は174.2万トン(前月7月186.1万トン)、前年同月(186.6万トン)比では6.6 %減と5か月連続の減少となった。
普通鋼鋼材主要品種別では、
熱延広幅帯鋼[95.9万トン、前年同月(102.7万トン)比6.6 %減]が4か月連続、
厚板 [20.6万トン、同(24.5万トン)比15.7 %減] が2か月連続、
亜鉛めっき鋼板[17.3万トン、同(18.1万トン)比4.7 %減]が3か月ぶり、
冷延広幅帯鋼[12.0万トン、同(13.8万トン)12.4 %減]が3か月連続の減少となった。
普通鋼鋼材輸出量の仕向け先別では、
タイ[21万364トン、前年同月(22万6,577トン)比7.2 %減]、
韓国[17万5,853トン、前年同月(22万9,123トン)比13.6 %減]、
台湾[6万7,346トン、同(9万3,253トン)比27.8 %減]、
及び米国[1万6,421トン、同(3万9,821トン)比58.8 %減] が減少となった。
一方、中国[11万9,521トン、同(11万1,287トン)7.4 %増]が増加した。
<全鉄鋼ベース、銑鉄、半製品、フェロアロイ及び普通鋼鋼材 輸出量推移 図1>
2025年8月の鉄鋼輸出実績(全鉄鋼ベース)は246万4,720トン(前月7月263万219トン)、前年同月(265万5,589トン)比で7.2 %減と5か月連続の減少となった。
銑鉄の輸出量は1万1,971トン(前月7月4,069トン)となり、前年同月(1万6,894トン)比で29.1 %減と2か月連続で減少した。
フェロアロイの輸出量は1,396トン(前月7月1,116トン)となり、前年同月(1,211トン)比で15.2 %増と5か月ぶりの増加となった。
半製品の輸出量は18万8,504トン(前月7月20万9,536トン)と2024年11月ぶりに18万トン台に減少した。前年同月(32万6,040トン)比では24.0 %減と2か月ぶりの減少となった。
普通鋼鋼材輸出量は174.2万トン(前月7月186.1万トン)となり、前年同月(186.6万トン)比では6.6 %減と5か月連続の減少となった。
図1に全鉄鋼ベース、銑鉄、フェロアロイ、半製品及び普通鋼鋼材の月別輸出実績推移を、年度、暦年及び四半期別推移の月換算値とともに示す。
2025暦年のぞれぞれの輸出量は、全鉄鋼ベース256万トン、銑鉄1.5万トン、フェロアロイ1200トン、半製品は25万トン及び普通鋼は176万トン前後で推移している。

図1 全鉄鋼ベース、銑鉄、半製品及び普通鋼鋼材の月別輸出実績推移 (年度、暦年、及び四半期推移は月率換算)2016年度~2025年8月
表1に鉄鋼輸出入実績概況(2025年8月分)輸出、仕向国:世界計を示す。
表1鉄鋼輸出入実績概況(2025年7月分)輸出、仕向国:世界計

黄色マーカー:前月比及び前年同月比で共に増加した品種
[フェロアロイ、普通鋼鋼材(線材、中板、熱延薄板、熱延帯鋼、継目無鋼管)、ステンレス]。
年初からの累計(2025年1月~8月累計)及び年度初からの累計(2025年4月~8月累計)で共に増加した品種
[銑鉄、普通鋼鋼材(鋼矢板、線材、みがき帯鋼、電気鋼板、ブリキ、その他表面処理鋼板及び継目無鋼管)]。
一般社団法人日本鉄鋼連盟による鉄鋼需給の動き(2025年9月)表12(鉄鋼輸出総括)によると、7 月(実績)の輸出平均単価は、全鉄鋼ベースで 932.2ドル(7月速報値:933.7 ドル)と 2か月ぶりの低下となった。
8月(速報)は、935.4ドルと増加する見通し。

鉄鋼連盟が公表している鉄鋼需給の動き(2025年9月)図29(全鉄鋼仕向け先別輸出推移)を下記に示す。

鉄鋼需給の動き[ 図31:全鉄鋼輸出・平均単価推移]を下記に示す。8月は速報値

<全鉄鋼ベース、仕向け先別 輸出量推移 図2>
図2に全鉄鋼ベースの仕向け先輸出量の月別推移を示す。暦年、年度及び四半期別輸出量推移は、月換算で示している。
2025年8月の全鉄鋼ベースの仕向け先別では、
タイ[37.0万トン、前年同月(37万6,783トン)比1.7 %減]が4か月ぶり、
韓国[26.6万トン、前年同月(35.7万トン)比25.5 %減]が8か月連続、
台湾[12.1万トン、同(16.3万トン)比26.0 %減] が2か月連続の減少となった。
一方、中国[20.0万トン、同(19.9万トン)0.4 %増]が14か月ぶり、
米国[8.2万トン、同(7.9万トン)比4.4 %増) が2か月連続、
中南米[31.0万トン、同(29.7万トン)比4.6 %増]が2か月ぶりの増加となった。
主要国への輸出量は減少傾向にある。一方、中南米への輸出が増加傾向にある。2025年5月以降、韓国を上回り30万トン台で推移している。
(本記事の、ヘッダ画像に、仕向け先別四半期推移を示している。)

図2 全鉄鋼ベース向け先別輸出推移(月率換算)2016年度~2025年8月
2025暦年上半期の輸出量については、下記記事をご参照ください。
鉄鋼輸出入実績 ①輸出 2025暦年上半期 鉄鋼輸出実績概況(全鉄鋼ベース)
鉄鋼需給の動き2025年9月[ 表13:国別品種別輸出推移]を下記に示す。8月は速報値

<普通鋼鋼材 主要品種別 輸出量推移 図3>
図3に普通鋼の主要品種別輸出量の月別推移を示す。暦年、年度及び四半期別輸出量推移は、月換算で示している。
8月の普通鋼鋼材輸出量は174.2万トン(前月7月186.1万トン)、前年同月(186.6万トン)比では6.6 %減と5か月連続の減少となった。
普通鋼鋼材主要品種別では、
熱延広幅帯鋼[95.9万トン、前年同月(102.7万トン)比6.6 %減]が4か月連続、
厚板 [20.6万トン、同(24.5万トン)比15.7 %減] が2か月連続、
亜鉛めっき鋼板[17.3万トン、同(18.1万トン)比4.7 %減]が3か月ぶり、
冷延広幅帯鋼[12.0万トン、同(13.8万トン)12.4 %減]が3か月連続の減少となった。
図3に、主要品種別(厚板・冷延広幅帯鋼・亜鉛めっき鋼板・熱延広幅帯鋼)の月別輸出量推移(年度、暦年、及び四半期推移は月率換算)を示す。

図3 主要品種別(厚板・冷延広幅帯鋼・亜鉛めっき鋼板・熱延広幅帯鋼)の月別輸出量推移(年度、暦年、及び四半期推移は月率換算)2016年度~2025年8月
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