2025/10/07 20:41
PRO
文字サイズ
米国でアルミスクラップ価格が急騰している。その背景にあるのが、トランプ関税による同国内での「新地金の逼迫問題」だ。アルミ・鉄鋼製品などは、232条を根拠法にした追加関税政策により3月中旬に25%、6月上旬には50%の関税が課せられ、地金逼迫、価格の高騰を生み、その代替策としてスクラップ活用の動きが高まった。「いままで、商社の人間として米国のアルミスクラップは輸出の商材として見ていた。しかし、第二次トランプ政権の誕生により国内循環が加速している印象だ」(米国の元商社筋)との声が挙がっている。新地金を巡る関税政策、米国のアルミスクラップ流通動向を改めて見ていきたい。
この記事は会員限定です。お申込み確定後に続きをお読みいただけます。
新着記事
シリカ輸入Report #5珪砂 輸入平均単価高止まり2025年も輸入量緩やかな減少続く
2025/12/09
貿易統計セレン輸出Report#34 2025年輸出減少傾向続く
2025/12/09
銅スクラップ輸出入Report #141輸出 中国向け輸出急増中 トランプ政策の裏で
2025/12/09
銅スクラップ輸出入Report #140輸入 米中バイパス役 米国からの輸入急増続く
2025/12/09
(速報)国内携帯電話出荷 2025年10月 5か月ぶりにスマートフォン出荷前年同月比プラスへ
2025/12/09
米追加利下げ観測や中国景気刺激策期待でLME銅相場続伸最高値に、銅建値は40円引き上げの1,880円に 亜鉛もUP
2025/12/09
ミライアル 26/1期3Qもシリコンウェハー搬送容器が低迷
2025/12/09
MARKET TALK 現地12月8日 Cuは中国景気期待で高値を更新し続伸、Al・Niは下落
2025/12/09
脱炭素の部屋#248 GX人材を社内で育てるという最適解
2025/12/09
26年1-3月対日アルミ新地金プレミアム交渉、190ドルの提示価格でスタート――全四半期比2.2倍の水準
2025/12/08