10月29日15時半、AREホールディングスは26/3期2Qの決算を発表し、通期見通しを上方修正した。後日開催される説明会後に改めて報告する予定。
〇2Q実績
売上高は前年同期比0.9%減の2,382億円。営業利益は同84.3%増の153億円となった。売上高、利益ともに会社計画を上回って着地となった。売上収益は、貴金属リサイクル事業において、金価格の上昇を背景に金の販売額が想定以上に伸長したことから、前回発表予想値を上回った。利益については、北米精錬事業のトレーディング分野において、米欧の金銀市場の需給変動を背景に裁定取引の成果が過去最大となったこと、米国への金銀流入量の増加に伴い、倉庫分野における保管量が増加したこと等から、前回発表予想値を上回った。
●貴金属リサイクル
電子分野およびデンタル分野の回収量は前年同期と同水準だったが、営業利益は前年同期比で増加した。装飾分野では、個々の取引の採算性を一層重視した結果、プラチナの回収量が前年同期比で増加した一方で金の回収量は前年同期比で減少したが、営業利益は前年同期比で大きく増加した。触媒分野の回収量および営業利益は前年同期比で減少した。
●北米精錬関連事業
精錬分野の入荷量は前年同期比で増加し、全米の宝飾産業との取引を拡大することにより資源再生比率を高めた。製品分野は100オンス金の鋳造をはじめとして生産量を増やした。倉庫分野は米国への金銀流入量の増加に伴って保管量を増やした。トレーディング分野は米欧の金銀市場の需給変動を利してリスクなく裁定取引の成果を過去最大に引き上げた。
図表1、26/3期業績見通し(百万円)

注意:今回の上期は実績
出所:会社発表資料よりIRU作成
〇通期見通し
上期実績が上回ったことで期初の通期見通しを上方修正した(図表1参照)。
〇配当について
同社は、配当性向40%を目安とした安定配当の継続を株主還元の基本方針としており、この方針に基づき、26/3期の業績動向及び足元の事業環境等を総合的に勘案し、中間配当について、前回予想から20円/株増配し、60円/株。また、期末配当も、前回予想から20円増配の60円/株に増配。これにより、年間配当は120円/株へ(図表1参照)。
<参考>
図表2、四半期別業績推移(百万円)

出所:会社発表資料よりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)