
TREグループ傘下のイコールゼロ株式会社(長野県長野市)は、10月30日、同じくTREグループのリバー株式会社(東京都墨田区)熊谷事業所(埼玉県熊谷市)でリサイクル処理された小型家電の基板から、純度99.94%の金抽出に成功したと発表した。
リバー熊谷事業所では、OA機器・通信機器を中心とした電子廃棄物を取り扱い、マテリアルリサイクル・部品リユース・製品リユースを行っている。熊谷事業所で手作業により解体された電子廃棄物の基板には、金をはじめとする貴金属が含まれている。イコールゼロはこれらの基板を熊谷事業所から仕入れ、燃焼やCO2発生を伴わない湿式灰化法にて金の抽出に取り組んでおり、このたびスリーナイン(99.9%以上)の純度に到達した。
同社は、第2次中期経営計画において「新分野・新事業への挑戦」を基本戦略の一つとして掲げており、同件はこれに資する取り組み。今後も同様の取り組みを推進してグループシナジーを創出し、さらなるリサイクル技術の高度化および事業領域の拡充していく。

(IR universe rr)