革新的な先進技術“VHDテクノロジー”によって商業用の超高密度(very high density, VHD)黒鉛ブロック生産を目指す豪Green Critical Minerals (GCM) 社は、11月5日、技術・電子・産業分野向けカーボン・グラファイト製品の主要供給企業である韓国大手Komex Carbon Corporationとの間に法的拘束力のある36ヶ月間の了解覚書(MoU)を締結したことを発表した。これはGCM社にとって初となる国際顧客契約だそう。同社CEOのClinton Booth氏によれば、同社は2025年末までに商業契約を締結するという目標を掲げていたといい、初の海外顧客であるのに加えて、目標達成という意味でも今回の契約達成は“重要なマイルストーン”であるとのことだ。
声明によれば、このMoUは、GCM社が韓国の電子業界から多くの好意的な反響と関心を獲得しているなかで、韓国市場向け製品開発における提携および商業販売契約交渉の基盤構築を目的として締結されたもので、両社は本覚書を活用してこの関心を推進していくと述べている。なお、これには顧客の特定製品向けVHDヒートシンク試作品の製造も含まれるとのこと。
“VHD黒鉛ブロックの生産権を有する世界で唯一の上場企業”(同社Webサイトより)であるGCM社によれば、最近行った広範な試験により、VHDの優れた特徴として、効果的でエネルギー効率に優れ、各顧客の特定の要件に合わせてカスタマイズ可能な特長を備えていること、そして大衆市場向けの価格帯でアルミニウムや銅などをはじめとする従来材料と比較して優れた熱性能を発揮することが実証されたという。
同社は、今回のアジア市場への初期参入の成功を基盤に、国内外の様々な関係者との協議を進展させながら商業化の足場を拡大し続ける一方で、VHD製品の開発を商業化段階へ推進することにも引き続き注力していくとしている。
(IRUNIVERSE A.C.)