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大阪チタニウム:26/3期2Q決算発表し、業績見通しを大幅上方修正するも・・・

2025/11/10 19:49
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大阪チタニウム:26/3期2Q決算発表し、業績見通しを大幅上方修正するも・・・

 11月10日16時、大阪チタニウムテクノロジーズは26/3期2Q決算を発表し、業績見通しを大幅に上方修正した。決算説明会後に改めて報告する。

 

<26/3期2Q実績>

〇環境

 チタン事業は、航空機需要が成長軌道へ移行していることや世界的なチタンのサプライチェーン再編により、スポンジチタンの需要は堅調に推移。しかしながら、足元では昨年の航空機製造の主要メーカーであるボーイング社における品質問題やストライキによる一時的な影響に加えて、今後の民間航空機サプライチェーン内における在庫調整も懸念される。また、高機能材料事業は、半導体市場及び電子材料市場の調整局面が継続している。

 

〇実績

 売上高は、269億円円(前年同期比2.7%増)、営業利益は40.2億円(同35.8%減)、経常利益は42.0億円(同16.3%減)、当期利益は25.1億円(同28.6%減)となった。

 会社計画を上回っての着地となったが、特に利益面で海上輸送価格の軟化や一部費用が下期へ後ろ倒しになったことに加え、為替相場が円安基調で推移したことが影響した。

 

<セグメント>

〇チタン

 売上高は、輸出向け販売価格の低下に加え、昨年発生したボーイング社における品質問題やストライキの影響による一時的な需要減少の影響を受けたものの、運航機数増加に伴うエンジンのMRO(メンテナンス・リペア・オーバーホール)需要やエアバス社向け需要が堅調に推移した結果、輸出向けの売上高は前年同期比25.6%増となった。一方で、一般産業用主体の国内向け売上高は、需要の低迷及び取引先・最終需要家の在庫調整の継続に伴い、大幅な減少(同57.5%減)となった。この結果、チタン事業の売上高は235億円(同4.4%増)となった。損益については、主原料であるチタン鉱石価格低下の効果があったものの、国内向け販売量の減少に伴う減産、インフレによるコスト増加の影響等により、営業利益は33.4億円(同40.6%減)となった。

 

〇高機能材

 売上高は、前年同期には半導体関連のスパッタリングターゲット用高純度チタンの販売量において一部取引先によるスポット受注増加の効果が含まれていたことから、33億円(同8.2%減)となった。損益については、同製品の販売量が減少したものの、他の製品の構成改善効果等により、営業利益は6.8億円(同5.9%増)となった。

 

<26/3期見通し>

 売上高については、民間航空機サプライチェーン内における在庫調整の影響を予想に織り込んだことにより減収だが、利益面では、上記在庫調整や上期から下期への費用後ろ倒しの影響はあるものの、上期実績の効果により、前回予想値に対し増益となる見通し。

 ただ、通期見通しは上方修正となったが、下期の見通しは従来見通しから下方修正された。

 

図表1、26/3期の上期実績と通期見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

※同社は今期セグメント変更を行っているため、継続性が取れないことからセグメント別四半期の業績推移は割愛する。

 

 

(IRuniverse 井上 康)

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