11月11日13時、中山製鋼所は今月6日に発表した26/3期2Q決算を受けて決算説明会を開催した。説明に使われた資料はこちら。
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<お詫び>
パソコンの調子が悪く説明会への参加が途中からになったため、今回は長期契約の概要と進捗について掲載する。このため、新社長と新財務担当者からの挨拶が聴けなかったが、資料の3-4ページ。また、事故の概要については同6-7ページ。業績の実績等は同10-13ページ。業績見通しと配当に関しては同15-17ページをそれぞれ参照。
<長期計画の概要と進捗>(同27ページ)

〇長期計画における重点方針
5月9日に公表した概要から基本的な変化はないが、その後の状況変化、悪化した部分もあるので、その辺を踏まえ進捗状況につきまして説明する。
●構造の改善と製品ポートフォリオの改革
自社鉄源比率の向上は、増強の生産、増強の工事が完了しており、月あたり5万トンの生産、これが可能となった。それから、電気炉鋼材の適用拡大については、この後説明する。
〇電気炉新設の必要性(同28ページ)
既設の電気炉の老朽化であるとかキャパが少ない。そして、カーボンニュートラルに対する社会貢献を増やしていくこともあり、資源面からも必要だというところは変わっていない。将来の事業戦略に対しては必須と考えている。
●日本製鉄との合弁会社設立スキーム(同29ページ)
スキームについては変化がないが、今後のスケジュール、5月9日の合弁契約締結は25年の9月としていたが、11月ということで、2ヶ月の遅れになる。この2ヵ月遅れた理由、本契約の後に色々協議して詰めた結果、ちょっと前倒しして、現状も詰めているというところで、2か月伸ばした。資料の下に書いている新会社の設立のスケジュールは、この前の公表通り、26年の3月ということで予定通り進めている。
●新電気炉プロジェクトの概要と狙い(同30ページ)
こちらは変化が無い。
●新電気炉設備導入の効果(同31ページ)
鉄原の鉄スクラップ、資料にも掲載しているように、調達は陸路と海路、回路の方でも全国各地から集荷というようにしている。これについては、5月9日発表したので、具体的にアクションできる状況になったので、今現在、従来の2倍のスクラップを集めるという必要があるので、精力的に全国各地から集荷すべく対応を取っておるところ。特に海路、船による集荷については、これまで取り組み以上の対応が必要だと考えており、力を入れていきたい。
それから、施工の方では、記載の通りだが、熱延へのスラブホットチャージ実現のためには、やはり工程とかシステムに対する取り組みが重要になってくるので新体制に向けての検討に着手した。
●進捗状況(同32ページ)
環境アセスメントの進捗ということに記載しているが、ほぼほぼ順調に進んでいる。若干データの収集等で少し遅れる可能性はあるが、ほぼほぼおおむね順調に進んでいる。
●KPI目標(同33ページ)
変更はないが、33年度移行の目標については、これらの新電炉が稼働以降の目標になるので、前回通りではあるが、上を目指して取り組んでいきたい。
資料の34ページにあるロードマップについては変更無し。
●カーボンニュートラル・循環型社会の実現への貢献(35-36ページ)
電気炉法の適用拡大ということで、今、製品開発中心になって進めている。1番上に示しているように、25年度の上期については78.3%ということで、年ごとに適用拡大が進んでおる状況で、足元、ユーザーからのニーズも電気炉材に対するニーズも増えてきており、色々な需要分野に対して用途拡大を目指している。
それから、建材製品の電気炉材化にも取り組んでいる。電炉の建材製品というのは、100%自社の電気炉材を使用するため、ラベルに「低CO2電気炉鋼材」という表示をして、今PR活動とともに用途拡大を目指しているところ。メッキ製品についても順次展開をしていきたい。CDPに対する取り組みは34ページを参照。
●長期計画達成に向けた体制づくり(同37ページ)
北関東への証券の拡大を目指して、茨城県ひたちなか物流センターを、この11月4日に竣工式を行いお披露目した。目的としては、この記載の通り、デリバリー能力、サービス向上、これを図り関東地区での拡販を図っていきたい。特に北関東は消費一なので、サービス向上して対応をしてしたい。それと、トラックから船へのシフトも図れるということで、カーボニュータルにも寄与できると考えている。
(IRuniverse 井上 康 )