赤澤亮正経済産業大臣は11日、記者会見にて、脱炭素電源や送電網への投資計画に対する公的融資に関する記者の質問について、「関係審議会の議論を踏まえ、脱炭素電源や送電網の迅速な整備に向けて、民間金融だけで十分なのかという点についても集中的に議論をして、必要な投資資金の調達を円滑化するための方策について、検討してまいりたい」と回答した。

赤澤大臣(首相官邸HPより引用)
赤澤大臣は「本日開催される資源エネルギー庁の審議会において、脱炭素電源や送電網の大規模投資を後押しするべく、民間金融を補完するための政府の信用力を活用した融資について議論を行う予定となっている」と述べたうえで、「DXやGXによる電力需要の増加が見通される中、電力の安定供給確保を大前提に、電力分野の脱炭素化に対応するためには、短期間に集中して大規模な投資を行っていくことが必要」と見解を示した。
米国との連携も含め、供給源の多角化でレアアースの安定供給確保を
また、同氏は、7日の会見で、レアアースを巡る日米協力の意義と今後の取組の方向性について言及。「レアアースの多くは、現状、特定国からの輸入に依存しており、経済安全保障の観点から、供給源の多角化や、供給途絶に備えるための国家備蓄の強化等を通じた安定供給の確保を進めていく」と述べた。
また、南鳥島周辺海域でのレアアース開発についても触れ、「内閣府の事業において、来年1月に水深約6,000メートルから引き揚げるための実証試験が予定されており、今後、日米間の具体的な協力の進め方を検討していくものと承知している」としたうえで、「米国との連携も含め、供給源の多角化等によりレアアースの安定供給確保を着実に進めていく」と意欲を示した。
(IRuniverse K.Kuribara)