東亞合成株式会社(代表取締役社長 COO:小淵秀範)は、11月19日、中国における事業の拡大および販売体制の強化を目的として、同社グループの中国華南地区子会社の再編を決定したと発表した。
1.再編の目的
同社グループは、1990 年代から中国華南地区において、Toagosei Hong Kong Limited(貿易会社、以下「THK」)および東亞合成(珠海)有限公司(充填包装および販売会社、以下「TZH」)を運営してきた。2023 年には、東亞合成(上海)企業管理有限公司(開発センターを擁した貿易および管理会社、以下「TSH」)を設立し、顧客への技術支援が成果を上げており、華南地域を含め多くの開発テーマを発掘している。
今回、顧客ニーズに迅速かつ的確に対応するため、TSH による技術支援を活用した営業体制を中国全土へ拡大することとした。これに伴い、THK を閉鎖し、経済成長が著しく交通の利便性に優れる深圳において、半導体、電子材料、モビリティなどの当社の強みを活かした事業展開を推進するため、TSH の深圳分公司(東亞合成(上海)企業管理有限公司深圳分公司、以下「TSZ」)を新たに設立する。
2.再編の要旨
TSZ は、これまで THK および TZH が担ってきた華南地区の営業機能を引き継ぎ、同社グループ製品全般の顧客開発拠点として設立される。また、これに伴い、TZH はアロンアルフアの充填包装を行う製造会社として、TSH の子会社に再編される。
新拠点 TSZ の概要
①名称 : 東亞合成(上海)企業管理有限公司深圳分公司
②所在地 : 中国広東省深圳市
③設立日 : 2025 年 11 月5日

3.今後の見通し
同再編による当期および 2026 年 12 月期業績に与える影響は軽微。
(IR universe rr)