大同特殊鋼(愛知県名古屋市、清水哲也社長)は27日、タクマ・大同特殊鋼特定建設工事共同企業体(代表企業:タクマ)の構成企業として、このほど、大阪府吹田市から同市のごみ処理施設「吹田市資源循環エネルギーセンター」の基幹的設備機能回復工事を受注したと発表した。大同特殊鋼はアーク式灰溶融設備に関する工事を担当・施工する。
同施設は稼働から15年以上が経過しており、老朽化が進行している状況。吹田市では、ライフサイクルコスト低減などの観点から、施設の更新ではなく、延命化を目的とする同工事の実施を決定した。施設の稼働を継続しながら、通常の定期点検では実施が困難な作業を順次実施することで、工事終了から起算して14年の延命化を図る。
同施設の処理能力はごみ焼却施設:480t/日(240t/日×2炉、ストーカ式)、灰溶融設備:49t/日(アーク式灰溶融炉)。契約金額 は135億6000万円(税抜)で、契約工期は2025年10月~31年3月。
(IRuniverse K.Kuribara)