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要興業 26/3期3.5%増収も経費増などで0.9%営利増予想ながら最高益更新継続予想

2025/11/30 15:53
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要興業 26/3期3.5%増収も経費増などで0.9%営利増予想ながら最高益更新継続予想

要興業(6566)26/3H1WEB決算説明会メモ  ややポジティブからニュートラルに変更

 

26/3期3.5%増収も経費増などで0.9%営利増予想ながら最高益更新継続予想

 

株価1495円(11/28) 時価総額138億円    発行済株15,871千株      

PER(26/3期DO予:15.4X)PBR(1.19X) 配当26/3期予29円   配当利回り:1.9%

要約

26/3H1は2.1%増収2.6%営利減と計画線で着地

一般廃棄物および産業廃棄物の収集運搬処分を主軸に、資源リサイクル事業や行政からの委託事業を展開し、社会インフラの一翼を担う企業。26/3Q1では説明会が開催されなかったが、11/14に26/3H1決算が発表され、11/28にWEB説明会が開催された。26/3H1は売上高74.64億円(2.6%増)、営業利益10.43億円(2.6%減)、経常利益11.12億円(2.1%増)、税引利益7.54億円(2.2%増)とほぼ計画通りで着地した。増収ながら処理費等の経費増、人件費増などが影響し営業減益に。

 

事業別に収集運搬事業が50.97億円(3.5%増)と収集量と顧客数3847件(同期比2.2%増)増で増収を確保した。ちなみに収集箇所も東京23区で8246件(3847同期比1.6%増)となっている。

 

一方、リサイクル事業は売上高6.82億円(5.3%減)と、資源価格が同期比下落し減収に。

 

行政受託事業は売上高16.86億円(3.4%増)と、大田区で家庭用プラスチックごみの受託事業が始まったことなどで堅調な伸びに。

 

 

利益面では処理費等の経費増、人件費増などが影響し、原価低減などの実施効果はあったものの営業減益に。

 

26/3期3.5%増収、経費増で0.9%営利増予想は僅かながら最高益更新予想

 26/3期通期会社予想変更はなく、売上高150.21億円(3.5+%増)、営利21.27億円(0.9%増)、経常利益21.86億円(0.9%増)、税引利益15.40億円(1.7%増)と期初計画に変更はない。

事業別も変更はなく、収集運搬・処分事業が4.6%増、リサイクル事業は市況軟化を想定し1.3%減、行政受託事業は引続きプラスチック資源循環促進法の施行で新規に大田区など取扱行政先増加が寄与する見通しから3.9%増収を見込む。

 

現状、上期が計画通りに推移、26/3期予想も計画並みに推移しよう。なお8/10の鹿浜リサイクルセンターの火災の影響は軽微とのこと。

 

27/3期以降は大栄環境とのシナジー効果に期待

同社は10/14に大栄環境との間で、包括業務提携契約に基づく業務提携を締結した。内容は両社の経営の自主性及び独立性を維持しつつ、包括業務提携その他の取組みを通じて、両社間で様々なシナジーを創出し、企業価値を向上させることを目的としている。具体的には大栄環境が同社の議決権27.6%を保有することとなり、同社は大栄環境の持分法適用会社となる。

同社は「東京23区の雄」、大栄環境は「西の雄」とも言える存在であり、この提携は単なる規模拡大以上の意味を持つ。シナジー効果として、営業面でのクロスセル、同社が集めた廃棄物を、大栄環境が関東近郊に保有(あるいは今後新設)する高度なリサイクル施設(バイオマス発電や高度選別施設など)を利用し、処理・リサイクルの高度化(バリューアップ)が可能となると考えられる。

同社株価は10/14の大栄環境との包括業務提携の発表を受けて株価が上昇、10/23には1646円まで上昇した後、多少調整している。現在、26/3期会社予想EPS97.03円に対し、PER15.4倍は、イボキン(5699)9.4倍、エンビプロ(5698)13.2倍と比較し多少割高となっている。同社を持分適用会社化した大栄環境の23.8倍に対しては割安となっている。今後、大栄環境とのシナジー効果、さらには大栄環境のさらなる関与の拡大もあり得るとの見方もあり、派手さはないがプラスチック資源化事業などで着実に収益拡大が見込まれる。但し株価急騰で材料出尽くし感もあり、ややポジティブからニュートラルに評価を見直したい。

(図表は決算説明会動画資料、添付、チャートはヤフーから添付)

 

                *イボキン(5699)、エンビプロ(5698)、大栄環境(9326)との比較

 

 

(IRuniverse Okamoto)

 

 

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