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半導体市況25年末 メモリ価格高騰でPC、スマホの値上げ必至?

2025/12/24 09:25
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半導体市況25年末 メモリ価格高騰でPC、スマホの値上げ必至?

メモリ価格高騰は、直近における最もホットな話題だと思い、ここでも多く報を取り上げてきた。

  そのメモリ価格が異常事態となっている。

  DRAMの大口価格ですが、値段がつかない状況となっているのである。

  商社でも、交渉が成立しないという状況は初めてだとコメントしている。

 ・このままではPCやスマホが値上げとなるのは確実であるが、最悪の場合は生産ストップという事態も考えられる。

  初めての状況のため、何が起こるか分からないが、電子機器需要に悪影響を及ぼすのは確実とみられる。。

  今後のメモリ価格には注視していきたいが、PCメーカーが今どの様に考えているかを推測した。

●PCメーカーが実際にとっている対策(報道ベース)

1製品価格の値上げを予告・実施

・Dell : メモリコスト急騰を受け、15~20%の値上げを検討中である。

・Lenovo:2026年1月1日以降、すべての見積価格を無効化し、早期発注を顧客に促す

・HP:2026年下半期は特に厳しく、必要に応じて値上げとコメント

この3社を総合すると、PCメーカーは「DRAM価格が決まらない=見積が出せない」ため、「価格を固定しない」方針に切り替えている。

2 早期発注の強制(顧客に在庫リスクを転嫁)

 Lenovoのように、「今の見積は年内まで、来年は全部無効」という動きは、

DRAM価格が読めないため、メーカーが顧客に在庫リスクを押し付けている構図である。

3製品ラインアップの見直し

Trend Forceの分析では、

•DRAM+NANDの構成比が2026年に20%超へ上昇、その結果、ノートPCの小売価格が5〜15%上昇

・出荷台数はプラス予測からマイナスへ下方修正

→ PCメーカーは 低価格帯モデルの縮小 やメモリ容量の固定化(構成変更不可) を進めている。

4. DRAM確保のための“前倒し調達”

DRAMパニックの背景には、           長期契約の“狼狽買い(panic buy)”

AIサーバ向けDRAM/HBMへの生産シフトがあり、PC向けDRAMの供給が後回しになっている。

そのためPCメーカーは、

通常より早いタイミングでDRAMを確保しようと前倒し発注している。

 

5. 構成変更(DDR4モデルの延命など)DDR5が特に逼迫しているため、

• 一部メーカーはDDR4モデルの延命

• メモリ増設不可のオンボード構成の比率増加などで、調達リスクを下げようとしている(業界筋のコメント多数)。

なぜ、「値段がつけられない」のか?

報道を分析すると、原因は三つある。

  1. AIサーバ向けDRAM/HBMが利益率・需要ともに圧倒的

    → メーカーはサーバ向けにウェハを優先投入

② PC・スマホ向けDRAMは“後回し”

→ 契約価格が決まらず、商社も見積不能

③ 長期契約のパニックバイで市場が歪んだ

→ 先端プロセスDRAMが一気に枯渇

PCメーカーの動きは「価格転嫁+リスク回避+前倒し確保」の三点セットである。

特に注目すべきは、

●メーカーは“価格を固定しない”方向に舵を切った。

→調達側としては、見積の有効期限が極端に短くなる世界に突入。

●低価格帯PCは消える?

→DRAMコストがBOMの15~20%に達し、成立しない。

●DRAMの調達競争はPCメーカーでは勝てない。

→AIサーバ向けの利益率が高すぎるため

この動きはまだ数四半期は続くとみられる。

 

(IRuniverse 椿匡之)

 

 

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