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鉄鋼、韓国でも供給過剰 現代製鉄が工場一部閉鎖を計画、東国製鋼は4Q赤字

2026/01/27 17:30
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鉄鋼、韓国でも供給過剰 現代製鉄が工場一部閉鎖を計画、東国製鋼は4Q赤字

 韓国の鉄鋼企業が減産に踏み切っている。現地紙・中央日報の日本語版は1月22日、「業界最大手の現代製鉄が1月20日、仁川(インチョン)工場の生産半減を労使に提示した」と伝えた。韓国は国内の建設需要の減少で鉄筋需要も鈍り、供給過剰に陥っている。企業経営は苦しく、業界2位の東国製鋼は2025年10-12月期に赤字転落した。

■現代製鉄、工場の半分を無期限閉鎖

 

 報道によると、現代製鉄は仁川工場の鉄筋電炉製鋼と小型圧延設備を閉鎖する案を提示した。対象となるのは年産80万トン規模の生産ラインで、同工場の生産能力である160万トンの半分ほどを閉鎖することになるという。朝鮮日報の同日報道によれば、期限は無期限で、設備売却の可否などは未定。稼働停止に伴う人為的な人員削減はない見通しとも伝わった。

■東国製鋼、25年通期は76%の減益

 朝鮮日報によると、韓国では過去数年間にわたり建設市況が低迷し、鉄鋼需要が減少している。2025年の韓国の鉄筋総需要は約700万トンで、鉄鋼企業の生産能力1230万トンの半分近くだ。慢性的な供給過剰状態に中国の鉄鋼デフレ輸出も加わり、鉄鋼価格も下落している。企業は「作れば作るほど損をする」状態に尾と言っている。

 

 東国製鋼が1月26日に発表した2025年12月期の暫定決算は、売上高か前の期比9.2%減の3兆2034億ウォン、純利益が76.4%減の82億ウォンだった。最終損益は10-12月期では135億ウォンの赤字を計上した。

 

プレスリリース:뉴스룸 | 동국홀딩스

 

 東国製鋼は2025年7-8月に、同じく仁川の鉄筋工場を全面停止した。同工場は韓国最大の鉄筋工場で、東国製鋼の生産の4割を担っていた。その後は生産を再開したが、現在も一部ラインだけ稼働する形で、生産能力は100万トンほど減らした状況だという。

 

(IR Universe Kure)

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