GSユアサとSustechは27日、両社の共同実証事業としてGSユアサ製の定置用リチウムイオン電池設備を用いた系統用蓄電所を滋賀県米原市に設置すると発表した。運転開始は2026年9月予定。
GSユアサは、これまで再生可能エネルギーの普及や電力系統の安定化を目的に、産業用蓄電池の導入を推進してきた。今後、蓄電池が電力インフラの安定維持に果たす役割が一層重要となることが見込まれる中、製品開発へのフィードバックと系統用蓄電所事業ノウハウの蓄積を目的に、系統用蓄電事業の運営に参画することを決めた。
Sustechが開発した分散型電力プラットフォーム「ELIC」を通じて、AIによる市場予測や最適な充放電制御・市場運用を行い、市場の状況に応じて運用収益の最大化を実現する考えだ。
今回の共同事業を通じて、一次調整力に代表される高頻度・長時間運転を実施した場合に蓄電池のセルを始めとした設備に与える影響の検証や充放電制御の最適化など、系統用リチウムイオン蓄電所の長期的な運用を見据えて、性能を最大化する運用を開始するという。
(IRuniverse K.Kuribara)