主にブラジルにてチタンおよびレアアースプロジェクト開発を行う豪州鉱業系企業Liberty Metals社は、1月23日、ブラジルのParaiba地区にて地域規模のレアアース資源の可能性が示されたとの声明を発表した。
声明によれば、Liberty Metals社が100パーセント所有するParaibaルチル・モナザイトプロジェクトからの新たな試掘サンプリングの分析結果は、これまでに発表されていた高品位ルチル鉱化に加え、高品位モナザイト鉱化を確認するものであったとのこと。高品位の“モナザイト富化花崗岩”(REEやモナザイトを豊富に含む花崗岩)システムの存在、同プロジェクトにおける追加的な重要鉱物資源の可能性を示唆するものであると記されている。
希土類元素(REE)及びトリウムの高品位な含有が確認された分析結果の例として、サンプル0085/25の結果が以下のように示された。
― セリウム酸化物(CeO2)12.99%
― ランタン酸化物(La2O3)5.99%
― ネオジム酸化物(Nd2O3)4.69%
さらに、分析結果には重要な希土類元素が大量に含まれており、ネオジム(Nd)とプラセオジム(Pr)が総希土類酸化物(TREO)の約20パーセントを占めていたとも述べられている。豪資源系メディアStockhead(1月27日)は、これらの成果がLynas 社の豪WA州Mt Weldなどの世界的に重要な希土類鉱床に匹敵するものであるとLiberty社は確信している、と伝えている。
同社のNicholas Katris取締役兼非常勤会長は声明内にて、今回の分析結果を「機会の規模を根底から変えるもの」と非常に高く評価。同社がこの資産(Pilbaraプロジェクト)を取得した際には、単に卓越した硬岩ルチル鉱床として有望視されていたが、今回ネオジム-プラセオジムが極めて堅調な高品位モナザイトが確認されたことでプロジェクトの未来、可能性は大きく変わりうる。
さらに同氏は、「4.7パーセントという濃縮物中ネオジム酸化物含有量と、重希土類元素の可能性を示す顕著なイットリウムクレジットにより、我々はカメルーンで同業者が成功裏に開発を進めている“モナザイト富化花崗岩”モデル(筆者注: Lion Rock Minerals社のMinta Estプロジェクト)を反映した鉱物システムを目にしていると言える」とも発言。地理的にも直接的な大西洋横断の対となる存在であるそうで、今回の結果は鉱物資源の共有性を証明するものである、と締め括っている。
(IRUNIVERSE A.C.)