2月3日14時40分、愛知製鋼は26/3期3Qの決算を発表。各利益の進捗率が9割超えるも業績見通しを据え置いた。なお、3Q決算のため説明会を行わないが、説明資料は作成している。
<26/3期実績>
〇決算ポイント
売上高は前年同期比2.2%増の2,266億円、営業利益は同87.2%増の144億円、経常利益は同92.0%増の154億円、当期利益は同70.7%増の96億円となった。
図表1、26/3期3Q実績(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成
〇営業利益増減

出所:会社発表資料よりIRU作成
※数量要因・価格要因の詳細は資料を参照
<セグメント状況>
〇鋼(ハガネ)カンパニー
特殊鋼の販売数量の増加があったものの、販売価格の値下がりにより、今3Qの売上収益は789億円と前年同期比2.2%減少した。
〇ステンレスカンパニー
ステンレス鋼の販売数量の減少及び販売価格の値下がりにより、今3Qの売上収益は286億円と同11.3%減少した。
〇鍛(キタエル)カンパニー
鍛造品の販売数量の増加及び販売価格の値上がりにより、今3Qの売上収益は1,004億円と同9.1%増加した。
〇スマートカンパニー
電子部品の売上の増加により、今3Qの売上収益は167億円と同10.8%増加した。
<26/3期期見通し>
〇通期業績見通し
3Q時点の各利益段階の通期見通しに対する進捗率は9割を超えており、ほぼ通期見通しを達成したものの、会社側は従来見通しを据え置いた。極めて理解しがたい業績見通しだ。
会社側にヒアリングしたところ、鉄スクラップ価格や電力料金、金・銅価格、合金鉄価格の上昇を織り込んだとの事であるが、実際は、足元価格横ばいで、おおむね高止まりを想定しており、4Qの利益が数億円まで落ち込む事は考え難い。
図表2、26/3期業績見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成
<参考>
図表3、四半期別業績推移(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)