2月5日15時半、大阪製鐵は、26/3期3Q決算を発表し、業績見通しを修正した。3Q決算なので説明会は無い。
関連記事
⇒「大阪製鐵、インドネシア事業の撤退へ―連結子会社のKOSを事業停止決定」
<25年度3Q実績>
〇実績
売上高は719億円(前年同四半期881億4千3百万円)、経常損失は▲3.6億円(同35.8億円)となり、当期損失は▲11.6億円(同21.8億円)となった。また、同社子会社であるPT.KRAKATAU OSAKA STEEL (以下「KOS」)の今3Qにおける鋼材売上数量は16.1万トン(同21万トン)、売上高は129億円(同191億円)、経常損失は▲23.2億円(同▲15.1億円)、当期損失▲23.9億円(同▲15.8億円)となった。
図表1、26/3期3Q実績(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成
〇主要セグメント別
●国内
国内事業は、適正なマージンの確保を最優先課題として取り組むとともに、現場活動を中心とした地道な歩留・原単位の改善を継続するなど、自助努力によるコスト改善や拡販施策、サステナビリティ課題に対しての取組みを推進したが、出荷量の減少(78.4→69.6万トン)や足元におけるスクラップ価格の上昇などにより大幅に収益が悪化益。
●インドネシア
25年初頭にインドネシア政府がインフラ向け予算を大幅に削減したことに伴い鉄鋼需要が急激に低迷し、販売数量が大幅に減少するとともに、競争激化によりマージンが縮小したこと等により、厳しい収益・財政状況となった。
<26/3期通見通し>
同社の主要需要先である建設需要が低迷し、当初計画の出荷量を下回ったこと、また国内の建設向け鉄鋼需要には回復 の兆しが見えず、厳しい事業環境が続くものと想定されるため通期の業績は想定を下回る売上高を見込む。
損益については、上記出荷量の減少に加え、スクラップ価格の上昇によるマージンの悪化もあり、営業損益は減益とな る見込みだが、為替差損益等の評価性損益の変動により、経常損益、当期損益は前回発表予想 から変更なし。。なお、同社は、26年1月23日に開催した取締役会において、インドネシア事業から撤退することを方針とし、KOSの事業を停止することを決定した。今後の見通しについては、インドネシア事業の撤退方法や時期等の詳細に関するKOSに係る合弁契約の相手方であるPT KRAKATAU STEEL(PERSERO) Tbk(以下「クラカタウ社」)との今後の協議の進展及び結果に応じ、インドネシア事業の撤退に伴う損失を計上する見込みだが、現時点では、当該損失の計上時期や計上額は確定していないため、26/3通期業績予想には反映していない。確定次第、速やかに報告する。
図表2、26/3期業績見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成
<参考>
図表3、四半期別の業績推移(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)