共同通信は2月7日、複数の通商筋からの情報として、「中国当局がレアアースの対日輸出を複数許可したことが2月6日に分かった」と伝えた。2月に入り日本を含む西側諸国が脱中国を目指した新たな供給・備蓄網の構築を目指す動きを加速しており、影響した可能性がある。
報道によると、7種類を含むレアアースの対日輸出が複数許可された。共同通信は「規制強化で輸出停止が懸念されていたが、全面禁輸に至っていないことが分かった」と伝えた。中国は1月6日に軍民両用品の対日輸出禁止を発表した。対象製品は明言しなかったが、レアアースを巡っては発表前からの審査の遅れや中国企業からの取引中止通達が伝わっていた。
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一方、2月に入り、欧米を中心にレアアース供給網の脱中国の動きが加速している。米国は民間向け備蓄を始めたほか、日欧をはじめ55か国・地域が参加する「重要鉱物サミット」を開いた。米国は欧州やメキシコなどとも備蓄や供給で協力体制を敷いている。
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(IR Universe Kure)