米国務省は2月4日、ホームページ上で、「同省は同日、ワシントンで重要鉱物サミットを開催した」と発表した。世界各国から55か国・地域の閣僚が参加し、日本からは堀井巌外務副大臣が出席した。サミットでは、欧米を中心とした友好国にレアアースなど重要鉱物の「特恵貿易圏」(Preferential Trade Zone)を設置することを提案した。
プレスリリース: Opening Remarks of the Critical Minerals Ministerial - United States Department of State
プレスリリース: Secretary of State Marco Rubio at a Press Availability - United States Department of State
プレスリリース: The United States to Host Critical Minerals Ministerial - United States Department of State
米国のバンス副大統領とルビオ国務長官がホスト役を務めた。バンス氏は会議冒頭のあいさつで、レアアースなど重要鉱物の適正な市場価値を反映した「最低価格」を設定し、同盟・友好国と共に「貿易圏」の構築を目指すと表明した。中国による資源の武器化を念頭に、外部の事情に左右されない「貿易圏」を形成すれば重要鉱物の安定供給が実現するとした。
サミットには日本のほか、韓国や欧州連合(EU)加盟国、資源国であるメキシコやコンゴ民主主義共和国(DRコンゴ)などの閣僚が出席した。このうちEUとは、30日以内の協力体制の構築合意が噂されていた。また米国とメキシコは2月4日、重要鉱物サプライチェーンの改善を目的とした協調的な貿易政策を60日以内に策定すると発表した。
米国は2月2日に民間向けの重要鉱物備蓄を始めたばかりでもある。2月に入り重要鉱物確保の動きを強めている。
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(IR Universe Kure)