ロンドン上場の資源会社アルトナ・レアアース(Altona Rare Earth)は2月9日、自社ホームページ上で、「米政府が、米貿易開発庁(USTDA)による同社のアフリカでのレアアース開発への支援を承認した」と発表した。米国のレアアース調達の一助にするとみられる。

プレスリリース:LSE:REE - Altona Rare Earths - US Government confirms support for Monte Muambe
開発支援の対象になるのは、アルトナがモザンビークのモンテ・ムアンベ鉱山で手掛けるレアアースの採掘事業。磁石向けレアアースのほか、フッ素の材料となる蛍石も生産している。開発支援は資金の補助を含め、金額その他の詳細はこれから詰める。
開発支援の対象になるモンテ・ムアンベ鉱山の位置

(出所:アルトナ・レアアースのホームページ)
アルトナはいわゆる「ジュニア企業」で、株式市場での調達資金を元手に新規採掘事業を展開する。同社はアフリカでの鉱業事業を手掛け、レアアースや蛍石のほかに銅やガリウムも生産する。同社は発表資料中で支援獲得について「ガリウム事業などでの成果も米政府へのアピールに貢献した」と指摘した。米政府からの支援見込みを受け、2月9日のロンドン株式市場でアルトナ株は急伸した。
米国は2月に入り、レアアースをはじめとする重要鉱物の供給網確立や備蓄の動きを速めている。2月4日には日本を含む55か国・地域が参加する「重要鉱物サミット」を開催した。
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(IR Universe Kure)