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豪Brazilian Rare Earths社 150℃での低温酸硬化プロセスで卓越したレアアース回収率を実証

2026/02/13 13:52
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豪Brazilian Rare Earths社 150℃での低温酸硬化プロセスで卓越したレアアース回収率を実証

主にブラジルにおいてレアアースプロジェクトの開発を行う豪州企業Brazilian Rare Earthsは2月11日、ブラジル連邦研究機関CDTNにおいて実施した冶金最適化プログラムの優れた結果を報告した。低温プロセスの有効性が実証されたとのことで、150℃で97パーセントという極めて高い希土類回収率を達成したことが発表された。

 

今回の最適化プログラムは、標準装置を用いて150℃での低温硫酸硬化を独立検証するというもの。その結果、抽出性能最適温度が150℃であることが確認された(200~250℃の高温で回収率向上が認められないことも観察された)という。詳細な回収率は、全希土類酸化物で97パーセント、ネオジム+プラセオジム97パーセント、ジスプロシウム83パーセント、テルビウム87パーセント、そしてウラン97パーセント(さらなる詳細はこちら)。この低温酸硬化プロセスでの抽出では、大幅に低いエネルギー強度で高い回収率を実現できるといい、コストも大幅な削減が見込まれる。また、高温(250℃以上)の場合に使用するロータリーキルンも不要になる。

 

さらに、最近同社から発表されたMonte Alto プロジェクトでの“95パーセント以上”という鉱石選別回収率と組み合わせた場合、 “鉱石から製品”の推定総回収率はTREOで約91パーセント(NdPrで92パーセント、重希土類元素DyTbおよびYで最大82パーセント)、ウランで約89パーセントとなるとのこと。洗浄や酸、処理速度のアップデートなど、さらなる最適化余地も残されているのだという。

 

同社のマネージングディレクターおよびCEOのBernardo da Veiga氏は、「我々の冶金プログラムは、希土類元素とウラン製品の両方において業界トップクラスの回収率を実現する低温酸硬化プロセスを実証しました。重要なのは、この結果が、効率性とコストパフォーマンスの鍵となる要素である、“鉱石から製品まで”の総合システム収率向上の可能性を裏付けている点です」とコメント。また、前述した鉱石選別回収率との組み合わせによる優位性にも言及が見られる。なお、同社は現在、この実証済みフローシートを当社の広範な資源基盤に適用することに注力中とのことである。

 

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(IRUNIVERSE A.C.)

 

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