時事通信は2月25日、「日本の政府開発援助の実行機関である国際協力機構(JICA)が同日、マレーシアに対しレアアースなどの重要鉱物の資源開発で技術支援を始めると発表した」と報じた。日本からマレーシアへのレアアース技術支援は初めて。レアアースは加工技術を中国が9割握る。マレーシアは中国からの技術取得にも意欲的だ。

報道によると、JICAは資源地質学や環境化学の専門家を派遣し、マレー半島中部のペラ州などで技術習得に協力する。時事通信は、「マレーシアにはレアアースが広く分布するが、レアアース鉱床は特殊で、採掘時に薬品が必要な可能性が高く、熱帯雨林保護への配慮が欠かせない」と説明。「マレーシアのレアアース産業の確立には、環境負荷の低減がカギになる」と指摘した。
日本はオーストラリアのライナス・レアアースが生産したジスプロシウムなどの中重希土類をマレーシアの工場で精錬したものを輸入している。また、JICAはかねて気候変動などの分野でマレーシア の天然資源・環境持続可能省と協力関係にある。
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一方で、マレーシアは中国からのレアアース精錬技術の獲得にも積極姿勢を見せる。2025年夏にはマレーシアの高官の話として、中国がマレーシアにレアアースの加工面で支援する用意があるとの報道があった。同年春の習近平国家主席のマレーシア訪問時に話があったという。
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東南アジアの多くの国と同じように、マレーシアも米中どちらにも属さない中立の立場での二方向外交の立場だ。レアアース関連でも、その姿勢は反映されている。
(IR Universe Kure)