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豪ライナス・レアアース、マレーシアでの操業10年延長 中国の対日禁輸は商機か

2026/03/03 15:42
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豪ライナス・レアアース、マレーシアでの操業10年延長 中国の対日禁輸は商機か

 日本政府が出資するオーストラリア資源大手のライナス・レアアースは3月2日、自社ホームページ上で、「マレーシア政府から、同国でのレアアース精製事業を10年間延長する認可を受けた」と発表した。同社は豪州産レアアースをマレーシアで精錬し、2025年10月から日本に輸出している。

■「顧客にとっても投資確実性が向上」

 

プレスリリース:03063279.pdf

 

 マレーシア原子力エネルギー局が認可した。延長期間は2026年3月3日から10年間で、正式なライセンスは規制当局により追って発行される。

 ライナスのトップは発表資料中で、延長認可について「ライナス自体とレアアース供給先の顧客にとって、より高い投資確実性を提供するものだ」と説明。「マレーシア政府によるレアアース産業への支援に感謝する」と述べた。

 

関連記事:双日、豪州由来レアアースの輸入を開始

 

■ライナスの中期純利益、14倍の増益

 2025年は中国の輸出規制によって世界のレアアース供給が縮小し、中国以外ではレアアース生産で最大手とされるライナスの業績は穴埋め需要で絶好調だった。ライナスが2月26日に発表した同社の2025年7-12月期決算は、売上高が前年同期比63%増の4億1370万豪ドル。純利益は8000万豪ドル(約90億円)と1、4倍にも伸びた。

 

プレスリリース:03061642.pdf

 

 同期間のレアアース生産量は6375トンと前年同期比19%増加した。このうち軽希土類の磁石向けネオジムが15%増の3407トンだった。レアアースの平均価格が54%値上がりし、好業績に結びついた。

 

(図表はともにライナス・レアアースの発表資料から)

 

プレスリリース:Cover full page image

 

 ライナスは2026夏までにマレーシア工場でのサマリウム生産開始を予定する。NNAは3月2日、ライナスの経営陣が日本向け輸出に期待していると伝えた。中国は2026年に入り軍民両用品の対日輸出を禁止しているが、日本との関係が深いライナスにとって、中国の措置は商機となる可能性が高い。

 

(IR Universe Kure)

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