センサー搭載回収ボックスを開発し、千葉市内で運用を開始
株式会社リーテム(本社︓東京都千代田区)および株式会社サトー(本社︓東京都港区)は、3月9日、千葉市が3月10日より開始する、リチウムイオン電池等の小型充電式電池および充電池内蔵製品の回収事業において、 IoT を活用した小型充電式電池回収ボックスの開発と再資源化を支援していくと発表した。
■背景
モバイルバッテリーや小型家電の普及に伴い、リチウムイオン電池などの「小型充電式電池」の排出量は増加している。一方で、適切な回収ルートや排出方法が十分に浸透していないことから、一般ごみ等に混入するケースも見られる。その結果、ごみ収集車や処理施設での火災事故が発生しており、社会課題となっている。
また、小型充電式電池やその内蔵製品には、レアメタルなどの有用な金属資源が含まれており、適切な回収・リサイクルによる再資源化の重要性が高まっている。
さらに、2026年4月には「改正資源有効利用促進法」の施行が予定されており、モバイルバッテリーやスマートフォン、加熱式たばこ等の製造・販売事業者に対し、製品の回収およびリサイクルが義務化される。こうした制度強化を背景に、一般家庭から排出される廃棄製品を効率的かつ安全に回収し、適正な再資源化ルートへ乗せるため、各自治体においても回収体制の整備が急務となっている。
■実施概要

小型充電式電池回収ボックス
こうした課題に対応するため、千葉市、株式会社リーテム、株式会社サトー、アートファクトリー玄株式会社は本年1月に「IoT の活用による使用済小型家電及び小型充電式電池拠点回収の推進に関する連携協定」を締結した。 官民が連携協力しながら、安全かつ効率的で、市民にとって利便性の高い資源循環の仕組みを構築し、循環型社会の実現を推進している。
今回の取り組みでは、3社が共同開発した小型充電式電池回収ボックスを千葉市内8か所に新設し、リチウムイオン電池等の回収・再資源化を行う。小型充電式電池回収ボックスには温度・距離センサーを搭載し、センサーから取得した情報をもとに回収状況を可視化し、運営の高度化もめざす。
■小型充電式電池の回収開始日および回収場所
2026年3月10日(火)
市役所本庁舎、中央区役所、花見川区役所、稲毛区役所、若葉区役所、緑区役所、美浜区役所、イオンマリンピア店(千葉市美浜区高洲3-13-1)
※千葉市による設置・運用を実施。回収は、各施設の開庁時間、営業時間に準ずる。
【URL】https://www.city.chiba.jp/sogoseisaku/shichokoshitsu/hisho/hodo/documents/260309-1-1.pdf
■各社の役割
千葉市 ︓回収拠点の設置・運用および市民周知を担当。
リーテム︓回収された小型充電式電池および小型家電の適正処理・再資源化を担う。
サトー ︓自動認識技術を活用し、回収ボックスのセンサー実装およびデータ活用面で技術支援を行う。
アートファクトリー玄︓高耐久仕様のリチウムイオン電池回収ボックスを、最適な構造設計から製作まで一貫して担当。
(IR universe rr)