豪州資源企業のSheffield Resources Limited社は今月、複数の操業上の問題や不確実性を受け、Kimberley Mineral Sands(KMS)が所有する西オーストラリア(WA)州Thunderbirdミネラルサンド鉱山での3月四半期の生産・出荷見通しを撤回することを発表した。3月11日、そして3月18日に、同事業に関するアップデートが発表された。
今回のガイドライン見直しの原因として挙げられているのは、ブルドーザーの稼働率低下、鉱山請負業者の生産性低下および季節的な天候の影響。12月四半期に報告されていたこれらの問題が、3月四半期に入っても継続していたのだという。2月の採掘量は、天候による悪影響こそ続くなか、ブルドーザー稼働率の改善のおかげで1月を上回り、さらに3月に入っても改善が見られていたというが、今度はドライマイニングユニット(DMU)が3月9日に機械的故障に見舞われた。こちらに関しては、続く18日の声明で、DMUの修理完了および17日付で採掘および選鉱プラントの操業を再開した、との報告があった。
なお、同社によれば、“過去30年間で発見された最大規模かつ最高品位のミネラルサンド鉱床の一つ”であるThunderbirdミネラルサンド鉱山はすでに生産を開始しており、生産物には、ジルコン濃縮物に加え、高品質なイルメナイト濃縮物も含まれる。
また、記事冒頭で、本プロジェクトはKimberley Mineral Sands(KMS)所有と記したが、KMSは、Sheffield社と中国大手のYansteel社による50:50の合弁事業(JV)で、Sheffield社はこの50パーセント出資を通じて、本プロジェクトを同社の主力資産として位置付けている。
同社は他にも、ブラジルのSouth Atlanticミネラルサンドプロジェクトの最大20パーセントの権益を取得するオプション、スリランカのTaprobaneミネラルサンドプロジェクトを所有するCapital Metals Plc の株式を10パーセント保有するなど、ミネラルサンド事業に注力している。
(IRUNIVERSE A.C.)