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【貿易統計/日本】 2026年1月の鉛くず輸出入推移一覧表
(概況)
数量は前月から小幅減少(2カ月連続)。
前年同月比でも顕著に減少、低水準での推移が継続。
為替相場推移 TTS 3か月
(詳細分析)
■数量的には
2026年1月単月は 626トン と、前月637トンから
m/m 98% と小幅減少。
前年同月(1,641トン)比でも
y/y 38%と大幅減少。
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■主要仕向け地別
●インド向け
515トン と主力を維持、
m/m 82% と減少も、y/y 124% と増加。
→ 全体の約8割を占める主力市場に定着。
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●マレーシア向け
9トン と低水準、
m/m 113%ながら、y/y 4% と大幅減。
→ 実質的に市場機能は縮小状態。
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●カンボジア向け
ゼロトン(前月ゼロ)。
→ スポット的発生はあるものの、継続性なし。
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●パキスタン向け
ゼロトン(前月ゼロ)。
→ 出荷停止状態が継続。
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●ラオス向け
引き続き 実績なし。
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●その他
102トン(前月ゼロから発生)、
y/y 10%。
→ 単発的な補完出荷の位置付け。
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■総括
1月は前月比で横ばい圏の推移となったが、
→ 輸出構造はインド向けへの極端な集中が継続。
マレーシアなど従来市場は機能低下が続き、
その他地域も断続的な出荷にとどまるなど、
「インド依存型・低水準安定」構造
が一層明確化している。
(表―1、グラフ―1)。


■数量構成比では、前月→当月で、
• インド:99% → 82% と低下するも、引き続き圧倒的主力。
• マレーシア:1% → 1% と低水準横ばい。
• カンボジア:0% → 0%(実績なし)。
• パキスタン:0% → 0%。
• ラオス:0% → 0%。
• 「その他」:0% → 16% と新規発生。
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■補足的整理
1月はインド向けが引き続き主導するものの、前月のほぼ全量(99%)集中状態からはやや分散。
一方で「その他」が16%を占める形で新たに出現し、
→ 単一市場依存から一時的に分散する動きが見られた。
ただし、マレーシアは依然として低水準にとどまり、
カンボジア・パキスタン等も出荷がなく、
→ 基本構造としては依然
「インド中心・周辺は断続的」構造が維持されている。
(グラフ―2)。

■金額的には、
2026年1月単月は 179百万円、
前月(194百万円)比 93% と減少。
また前年同月比では 39% と、
前年同月の39%水準にとどまり、大幅減となった。
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■内訳
• インド向け:150百万円(前月比78%、前年同月比129%)
→ インド向け自体は前年同月を上回り、全体の約84%を占める主力。
• マレーシア向け:2百万円(前月比94%、前年同月比4%)
→ ほぼ消滅に近い低水準。
• その他:28百万円(前年同月比9%)
→ 前年比で大幅減ながら、単発的出荷は発生。
• カンボジア・パキスタン・ラオス向け:実績なし
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■総括
1月は前月比で小幅減、前年同月比では 39%水準 と大きく落ち込み、
→ 年初はなお低調な出足となった。
インド向けは増加しているものの、
マレーシアやその他向けの落ち込みが全体を押し下げており、
→ 金額面でもインド依存が一段と強まる一方、全体水準は前年を大きく下回る構図
となっている。
(表―2、グラフ―3)。


■FOB推移は、
全体平均で 304円 → 287円 と低下。
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■主要仕向け地別
• インド向け:305円 → 291円 と反落
• マレーシア向け:257円 → 216円 と大幅反落
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■外部環境
為替は引き続き円安基調とみられるなか、円建て単価は調整局面。
一方、
• LME鉛:1,942.31ドル → 1,998.26ドル と反発
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■総括
1月は前月までの急騰の反動で、
→ 円建てFOBは全体・主要仕向けともに調整局面。
ただしLMEは反発しており、
国際価格上昇にもかかわらず、円建てFOBは下落
という逆方向の動きとなった。
これは、
• 前月の急騰の反動
• 個別契約条件の調整
• 仕向け構成の変化
などによる影響とみられ、
→ 短期的な価調整局面に入った可能性が高い。
(グラフ―4)。

LME鉛相場推移(USD/T)3カ月
粗鉛(ブリオン)国際相場動向(USD/T)3カ月
主要税関数量・FOB実績 ( )内は前月実績
主要国別税関別数量・FOB実績 ( )内は前月実績
■今後の展望
• インド依存は継続
数量・金額ともにインド向けが主導する構造は当面不変。
• 数量は低位安定~変動型
他仕向けの不在により、単月での振れはあるが水準自体は限定的。
• 価格は調整後の持ち合いへ
前月急騰の反動を経て、280円前後を中心としたレンジ推移が想定される。
• 外部環境は下支え要因
円安・LME反発が続けば下値は堅いが、需要側(インド)の動向次第で変動拡大。
• 最大リスクは需要集中
→ インドの調達停止・減速=市場全体の急縮小という構造が続く。
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→ 総じて
「インド一極依存の低位・変動型市場、価格はレンジ内調整」が当面の基本シナリオ。
(IRUNIVERSE S. Aoyama)