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【貿易統計/日本】 2026年2月の日本のアルミスクラップ輸出入統計
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為替相場推移 TTS 3か月
(アルミ合金スクラップ詳細分析・2026年2月時点アップデート)
■数量面では、2026年2月単月は19,294トンとなり、前月(18,115トン)比107%と増加。年初の反動減からの回復がみられる。一方、前年同月比は83%と前年水準を下回り、基調としてはやや弱含みの推移。
1-2月累計は37,409トン、前年同期比86%と前年割れが続いており、年初段階では回復力は限定的。
主要輸出先別の動向は以下の通り。
韓国向けは107トンで、前月比28%と急減。前年同月比も20%と低迷が続く。累計でも484トン(前年比34%)と大幅減で、構造的な縮小傾向が一段と明確。
中国向けは8,746トンで、前月比106%と回復、前年同月比も113%と増加。累計は17,012トン(前年比121%)と高水準を維持しており、引き続き最大の輸出先としての地位は不変。中国の二次原料需要の強さが背景。
マレーシア向けは2,967トンで、前月比116%と増加したものの、前年同月比は48%と大幅減。累計でも5,530トン(前年比45%)と減少が続き、2023~2024年の拡大局面からの調整が継続。
ベトナム向けは67トンで、前月比37%と減少、前年同月比も8%と極めて低水準。累計でも250トン(前年比17%)と減少傾向が固定化。
タイ向けは5,062トンで、前月比116%と増加。前年同月比は87%とやや弱いが、累計は9,410トン(前年比90%)と比較的安定しており、東南アジアの中では中核市場を維持。
インド向けは216トンで、前月比148%と大幅増、前年同月比も232%と高い伸び。累計は362トン(前年比251%)と急拡大しており、規模は小さいながらも構造的な成長が鮮明。
その他向けは2,129トンで、前月比95%とほぼ横ばい、前年同月比は110%。累計は4,361トン(前年比119%)と増加しており、多様な仕向け地への分散が進行。
■市況補足
国内アルミ合金・スクラップ市況は足元で一服感。国産ADCは460~465円/kgで安値は切り上がる一方、高値は伸び悩み。スクラップも強もちあいながら上昇勢いは鈍化している。
一方でLMEアルミは3,000ドル台を維持し、輸入塊やゾルバ価格は上昇。原料高・製品安の構図は変わらず、ダイカストメーカーとの価格交渉は激化しやすい局面。
■総括
2026年初は、1月の急減から2月にかけて数量は回復したものの、累計ではなお前年割れ。
構造的には、
• 中国向け依存の強まり(シェア上昇)
• マレーシア・ベトナムの減少継続
• インド向けの急拡大
• 仕向け先の分散進行(その他増)
という流れがより鮮明となっている。
市況面では、スクラップ・製品ともに高値圏での踊り場局面に入りつつあるが、LME高値と輸入原料高が下支えしており、需給のタイト感自体は解消していない。
中長期的には、中国を軸としつつ、タイ・インド・その他新興市場への分散が進む構造が一段と定着していく局面にある。
(表―1、グラフ―1)。


。
■数量構成比では、2026年1月→2月で、
中国は 46%→45% とわずかに低下したものの、引き続き最大シェアを維持。
マレーシアは 14%→15% と上昇し、足元で持ち直しの動き。
韓国は 2%→1% とさらに低下し、構造的な縮小傾向が一段と鮮明。
タイは 24%→26% と上昇し、中国に次ぐ中核市場として存在感を強めた。
ベトナムは 1%→0% と低下し、ほぼ消失に近い水準。
インドは 1%→1% と横ばいで推移。
この結果、中国・マレーシア・タイの3本柱構成は、1月84%→2月86%へ上昇。
中国の高シェア維持に加え、タイおよびマレーシアの比率上昇が寄与し、輸出構成はさらに集中度を高める形となった。
一方で、韓国・ベトナムなど周辺市場の比率は一段と低下しており、輸出先の選別・集約が進行している構図がより明確となっている。
(グラフ―2)。

■金額面では、2026年2月単月は55億9百万円となり、前月(51億46百万円)から前月比107%と増加に転じた。年初の出荷調整の反動に加え、一部仕向け地での回復が寄与した形。一方、前年同月比は105%と前年水準を上回り、底堅い推移となっている。
輸出先別では、
中国向けは30億82百万円で最大。前月比108%と増加、前年同月比も130%と高い伸びを維持し、金額面でも中国への依存度は一段と強まっている。
タイ向けは9億48百万円で、前月比116%と増加、前年同月比も103%と前年並みを確保し、主力市場としての地位を維持。
マレーシア向けは4億13百万円で、前月比102%と横ばい圏ながら、前年同月比は44%と低水準が続き、調整局面からの回復は限定的。
韓国向けは42百万円で、前月比36%と大幅減、前年同月比も27%と低迷が続いており、構造的な縮小傾向が一段と鮮明。
ベトナム向けは27百万円で、前月比38%と減少、前年同月比も10%と極めて低水準。
インド向けは62百万円で、前月比163%と増加、前年同月比も257%と引き続き高い伸びを示しており、規模は小さいながら拡大基調が継続。
その他向けは9億35百万円で、前月比110%、前年同月比156%と大きく増加。中継・分散先を含めた需要の広がりがみられる。
■総括
2月は全体として回復局面に入り、中国・タイを軸とした主力市場の増加が全体を押し上げた。一方で、韓国・ベトナムの低迷、マレーシアの回復鈍化といった二極化は継続しており、輸出構造は引き続き中国中心に再編が進む状況にある。
(表―2、グラフ―3)。


■FOB価格の推移を見ると、2026年1月→2月で、全体平均は284円/kg→286円/kgへ上昇し、小幅ながら続伸となった。円安基調の影響は引き続きあるものの、円建てベースでも底堅く、アルミ市況の高止まりを背景に高値圏を維持している。
仕向地別では、
韓国向けは 311円/kg→391円/kg と大幅上昇し、急騰。低数量の中で高単価化が顕著。
中国向けは 344円/kg→352円/kg と続伸し、引き続き上昇基調を維持。
マレーシア向けは 158円/kg→139円/kg と下落し、主要仕向地の中で唯一の弱含み。
ベトナム向けは 385円/kg→400円/kg と上昇し、引き続き最も高い価格帯を維持。
タイ向けは 188円/kg→187円/kg とほぼ横ばいで推移し、前月の上昇後は一服。
インド向けは 259円/kg→287円/kg と上昇し、需要拡大を背景に単価水準を切り上げた。
■総括
2月は数量が回復する中でも、FOB単価は総じて高値圏を維持し、需給の引き締まりを反映した動きとなった。中国向けの堅調に加え、韓国・インド向けの急騰が全体平均を押し上げる構図。一方でマレーシア向けは弱含みとなり、仕向地間での価格差は一段と拡大している。
指標面では、LMEアルミ価格は3,148ドル→3,065ドルと小幅反落したものの高水準を維持。中国ADC12価格は2,830ドル→2,915ドルへ上昇し、上昇基調が継続している。
(グラフ―4,5)。


(今後の展望)
■需給・輸出構造
輸出構成は引き続き中国・タイ・マレーシアの三極構造を軸に推移する見通し。とりわけ中国向けは数量・単価ともに支配的で、国内発生スクラップの需給を規定する主因であり続ける。一方、タイは安定的な受け皿として存在感を維持、インドは数量規模こそ小さいものの、高成長市場としての位置付けが徐々に明確化していくとみられる。
他方、韓国・ベトナム向けは構造的な縮小トレンドが続いており、輸出先の選別・集約はさらに進行する可能性が高い。結果として、日本のアルミスクラップ輸出は「広く分散」から「重点市場集中」へと移行していく局面にある。
■価格動向(FOB・国内市況)
FOB価格は高値圏を維持しつつも、短期的には上昇一服〜高止まり局面に入りつつある。LMEアルミが3,000ドル台を維持している限り、下値は堅いが、急騰局面は一巡し、今後は需給材料に応じたレンジ内推移が基本シナリオとなる。
国内では、
• スクラップ:強もちあいだが勢い鈍化
• 合金(ADC12):原料高・製品安で価格交渉が激化
という構図が続いており、マージン圧迫がサプライチェーン全体に波及している。このため、輸出価格が維持される一方で、国内取引はやや停滞感を伴う可能性がある。
■国際市況・リスク要因
最大の不確実要因は中東情勢。ホルムズ海峡の実質的な機能低下が続けば、
• アルミナ供給制約
• 中東製錬所の稼働低下
を通じて、グローバル需給は一段と逼迫方向に振れる可能性がある。これはLME価格の再上昇要因となり、日本の輸出FOB価格にも上昇圧力を与える。
一方で、
• 中国景気減速
• 自動車・建材需要の鈍化
• レアアース規制に伴うサプライチェーン混乱
などが顕在化した場合、スクラップ需要そのものが鈍化し、数量減・価格調整のリスクも併存する。
■総括
短期的には、
• 価格:高止まり(やや調整含み)
• 数量:中国主導で底堅い
という「強含みだが過熱感は後退」という局面。
中長期的には、
• 中国依存の継続
• タイ・インドへの分散進展
• 地政学リスクによる供給制約
が重なり、アルミスクラップ市場は構造的なタイト化と選別化が進行する見通し。
結果として、日本の輸出市場は「量の拡大」よりも価格主導・市場選別型へ移行していく可能性が高い。
主要税関数量・FOB実績 ( )内は前月実績
主要国別税関別数量・FOB実績 ( )内は前月実績
(アルミスクラップサッシ輸出・数量動向アップデート)
■数量面では、2026年2月単月は 6,082トン と、前月(4,439トン)から
前月比137%と大幅増加。年初の落ち込みからの反動により、短期的には回復局面に入った。
■主要輸出先別の動向
韓国向けは 66トン(前月比150%)と増加も、前年同月比23%と低迷が続き、構造的縮小が明確。
中国向けは 1,693トン(同146%)と大幅増、前年同月比でも146%と強い伸びを維持。
ベトナム向けは 2,228トン(同173%)と急回復し、前年同月比115%と前年水準を上回った。
その他向けは 2,095トン(同108%)と高水準を維持、前年同月比651%と突出した伸びを示した。
■1-2月累計の動向
1-2月累計は 10,521トン と、前年同期比149%と大幅増加。
年初としては明確な拡大基調が確認される。
仕向地別では、
中国向けは 2,855トン(前年比147%) と引き続き主力で、需要の強さが際立つ。
ベトナム向けは 3,518トン(同86%) と前年割れながら、依然として大口市場の一角を維持。
その他向けは 4,038トン(同669%) と急拡大し、累計でも最大シェアを占める構造に変化。
韓国向けは 110トン(同26%) と大幅減少が続き、存在感は大きく低下している。
■総括
2026年は年初から数量ベースで強い回復基調にあり、特に「中国+その他向け」の拡大が全体を牽引している。
一方で、ベトナムはやや調整、韓国は構造的縮小が続いており、輸出構造は
中国中心+その他市場拡大型(分散化進行)
へとシフトしている。
短期的には、中国需要の底堅さと新規・迂回需要(その他向け)の拡大が支えとなる一方、
需要の選別化や市況一服感も見られることから、数量は高水準維持ながらも変動の大きい展開が想定される。
(表-1,グラフ―1)


■数量構成比では、2026年1月→2月で、
中国は 26%→28% と上昇し、主力市場としての存在感をさらに強めた。
韓国は 1%→1% と横ばいで、引き続き極めて低い水準にとどまる。
ベトナム向けは 29%→37% と大幅に回復し、再び主要仕向地としての比重を高めた。
一方、「その他」は 44%→34% と大きく低下し、前月までの高シェアから反落した。
この結果、中国+ベトナムの合計は55%→65%へ上昇し、
前月に見られた「その他偏重」から、再び主要市場への回帰(再集中)が進む形となった。
とりわけベトナムの急回復が構成比変化の主因となっており、
輸出構造は短期的に振れを伴いながらも、中国・ベトナムを軸とする二極構造へ回帰する動きが確認される。
(グラフー2)

■金額面では、2026年2月単月は 23億98百万円 となり、前月(16億67百万円)から増加し、前月比144%と大幅増となった。年初の落ち込みからの反動に加え、中国・ベトナム向けの回復が全体を押し上げた形である。
また、前年同月比は 202% と倍増しており、金額ベースでも輸出規模の拡大が一段と鮮明となっている。
輸出先別では、
中国向けは 6億71百万円 と最大で、前月比148%、前年同月比182%と大幅増。金額面でも主力市場としての存在感が一段と強まっている。
ベトナム向けは 8億93百万円 と、前月比184%と急増、前年同月比も139%と堅調に拡大し、最大仕向地の一角を占めた。
その他向けは 8億06百万円 と、前月比113%と増加、前年同月比では967%と急拡大しており、引き続き分散的需要の受け皿として機能している。
韓国向けは 28百万円 と、前月比166%と増加したものの、前年同月比30%と低水準が続いている。
■1-2月累計の動向
1-2月累計は 40億66百万円 と、前年同期比 179% と大幅増加。
年初段階から金額ベースでも強い拡大基調が確認される。
仕向地別では、
中国向けは 11億24百万円(前年比185%) と大幅増で、金額面でも中心市場としての地位を確立。
ベトナム向けは 13億80百万円(同102%) と前年並みながら高水準を維持。
その他向けは 15億17百万円(同854%) と急拡大し、累計でも最大シェアを占める構造となっている。
韓国向けは 45百万円(同32%) と低迷が続き、影響力は限定的である。
■総括
2026年は数量・金額ともに年初から強い回復基調にあり、とりわけ中国・ベトナム向けの増加と「その他向け」の急拡大が全体を牽引している。
構造としては、従来の単一市場依存から、
中国+ベトナム+その他(分散市場)の三極構造
への移行が進んでいる点が特徴的である。
(表-2,グラフ―3)


■FOB価格の推移は、全体平均で 2026年1月の376円/kgから2月は394円/kgへ上昇し、8カ月連続の上昇となった。円安基調の継続に加え、LMEアルミ価格の上昇を背景に、円建て・ドル建てともに価格は引き続き強含みで推移している。
仕向地別では、
中国向けは 390円→396円 と小幅ながら続伸し、高値圏を維持。
ベトナム向けは 377円→401円 と大幅上昇し、主要仕向地の中でも強い伸びを示した。
韓国向けは 385円→427円 と急伸し、全仕向地の中で最も高い水準となった。
その他向けも 366円→385円 と上昇し、全体的に価格水準の切り上げが進行した。
2月は数量の回復と並行して、FOB単価も主要仕向地で全面高となり、数量・価格ともに強い動きが確認された。特に韓国・ベトナム向けの単価上昇が全体平均を押し上げる要因となっている。
(グラフー4)

主要税関数量・FOB実績 ( )内は前月実績
(切削くず・打ち抜きくず 詳細分析 2026年2月時点アップデート)
■数量面では、2026年2月単月は 2,668トン と、前月(835トン)から
前月比320%と急増し、年初の回復局面から一気に水準を切り上げた。
また、前年同月比でも 189% と大幅増となり、前年を明確に上回る強い回復が確認される。
■主要輸出先では、
中国向けが 2,618トン とほぼ全量を占め、前月比 314% と急増。
前年同月比でも 222% と大幅増となり、需要の急回復が鮮明となった。
2025年後半に見られた低水準(数百トン規模)から、再び2,000トン超の高水準へ回復しており、中国側の調達再開・在庫積み増しの動きが示唆される。
その他向けは 50トン と限定的で、前年同月比では減少(21%)しており、
依然として輸出は中国向けにほぼ完全依存する構造が続いている。
■1-2月累計の動向
1-2月累計は 3,503トン となり、年初としては高い水準を確保。
そのうち中国向けが 3,453トン と大半を占めており、構成比はほぼ100%に近い。
■総括
2026年は1月の回復に続き、2月は数量・前年比ともに大幅増となり、
切削くず・打ち抜きくずの輸出は急回復局面に入ったと評価できる。
ただし、輸出先は引き続き中国に極度に集中しており、
足元の急増は中国側の需要回復や短期的な在庫積み増しの影響が大きい可能性が高い。
そのため、今後は中国の操業動向やスクラップ需給の変化次第で、
数量が大きく振れやすい不安定な構造にある点には引き続き留意が必要である。
(表―1、グラフ―1)


■金額面では、2026年2月単月は 9億21百万円 となり、前月(3億02百万円)から大幅増、前月比305%と急伸した。年初の回復からさらに水準を切り上げ、数量増と単価上昇が重なった形である。
また、前年同月比でも 227% と大幅増となり、金額ベースでも明確な回復が確認される。
輸出先別では、
中国向けが 9億04百万円 とほぼ全体を占め、前月比 299%、前年同月比でも 246% と急増。金額面でも中国依存が一段と強まっている。
その他向けは 17百万円 と限定的で、前年同月比45%と低調に推移している。
■1-2月累計の動向
1-2月累計は 12億23百万円 と、前年同期比 156% と大幅増加。
中国向けは 12億06百万円(同176%) と全体を牽引し、累計でも圧倒的な比重を占めている。
一方、その他向けは 17百万円(同17%) と大きく減少し、構成比はさらに縮小した。
■総括
2026年は数量に続き金額面でも急回復局面が鮮明となっており、とりわけ中国向けの増加が全体を押し上げている。
ただし、輸出構造はほぼ中国一極に収束しており、今後も中国の需要動向次第で、数量・金額ともに大きく振れやすい構造が続く見通しである。
(表-2,グラフ―2)


■FOB推移は、全体平均で 2026年1月の362円/kgから2月は345円/kgへ低下し、これまでの上昇基調から一転して反落となった。
中国向けは 362円→345円 と下落し、これまで続いていた上昇の流れに一服感がみられる。もっとも、水準自体は引き続き高値圏を維持しており、基調としては底堅さが残る。
一方、「その他」向けは2月に 337円/kg と価格形成が再開された。1月は出荷がなく比較はできないものの、中国向けに近い水準での取引となっており、価格差は限定的である。
2月は数量が大幅に増加する中で、FOB単価はやや調整する形となり、数量回復と価格調整が同時に進行する局面となった。短期的には需給の緩みが単価に反映された可能性があるが、依然として高値圏にあることから、基調としては強含みを維持している。
(グラフー3)

主要税関数量・FOB実績 ( )内は前月実績
(IRUNIVERSE S. Aoyama)