オーストラリアのマデレイン・キング資源相兼北部豪州担当相は4月13日、政府ホームページ上で、「重要鉱物及びレアアースのサプライチェーンに関する米国との協力を推進する」と発表した。両国で総額50億豪ドル(約35億ドル、5600億円)超を豪州の鉱物採掘に投資する。2025年10月に結んだ協定(20億ドル)から投資額を拡大し、脱中国依存を加速する。
発表によると、豪側が14億ドル、米側が22億ドルをそれぞれ拠出する。投資資金はオーストラリア輸出金融局(EFA)と米国輸出入銀行(EXIM)が調達している。キング氏は発表資料中で、「豪州は、自国と貿易相手国の経済的・国家的安全保障を支えるために不可欠な重要鉱物や希土類の重要なサプライチェーンを多様化するために世界的なリードを取っている」と述べた。
共同投資の対象プロジェクトは以下の通り。このうち、「アルコア・ガリウム回収プロジェクト」は双日が参画する日米欧の3か国プロジェクトだ。
- アルコア・ガリウム回収プロジェクト(ワシントン州)
- アラフラのノーラン・レアアース・プロジェクト(NT)
- アストロンのドナルド・レアアース・プロジェクト(ビクトリア州)
- グラフィネックスのエスメレルダ・グラファイト鉱山(クイーンズランド)
- RZリソース コピ・レアアース・プロジェクト(NSW)
- ラ・トローブ・マグネシウム(ビクトリア州)
- ノーザン・ミネラルズ重希土プロジェクト(ワシントン州)
- VHM ゴーシェン・レアアース・プロジェクト(ビクトリア州)
- グローバル・アドバンスト・メタルズ(WA)
- EQリソース マウントカービンタングステンプロジェクト(クイーンズランド)
米豪両首脳は2025年10月21日、アルバニージー豪首相の訪米に伴い会談し、豪州から米国への重要鉱物供給を目的とした共同投資に合意した。当時は今後6か月間でそれぞれ最低10億ドルを拠出し、最大計30億ドルを投じる予定だった。投資額を50億ドルに拡大することも計画されていた。
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(IR Universe Kure)