米国とオーストラリアは10月21日、それぞれのホームページ上で、「重要鉱物とレアアースへのアクセス拡大に向けた合意書に署名した」と発表した。前日にトランプ米大統領が訪米中のアルバニージー豪首相と会談した。今後6か月間で、豪州から米国への重要鉱物供給に向け、計30億ドルを投じる。日本も豪州での鉱物生産に携わる。
プレスリリース(米): Fact Sheet: President Donald J. Trump Closes Billion-Dollar Deals with Australia – The White House
投資は、両国が計画する85億ドル規模の優先重要鉱物プロジェクトのパイプライン構築計画に向けたもの。米側によると、プロジェクトにおける回収可能な資源は530億ドル相当と推定されている。米国輸出入銀行は、両国間の重要鉱物とサプライチェーンの安全保障プロジェクトを推進するために、22億ドル以上の資金調達で7つの利向書を発行し、総投資額を最大50億ドルに引き上げる。
この計画の第1弾は日米豪との三国間プロジェクトである「アルコア双日ガリウム回収プロジェクト」だ。
豪側は10月21日までに、このプロジェクトに向け最大2億ドルの譲許的エクイティファイナンスを発表した。米国も陸軍省の主導でオフテイク権を持つ株式投資を行っている。日本はこれまでにプロジェクト費用の50%を既に提供している。
第2弾は、レアアースの生産計画である「アラフラ・ノーランズ・プロジェクト」。豪政府は同日までに、このプロジェクトへの1億ドルの株式投資を発表した。
(IR Universe Kure)