日本政府が出資するオーストラリア資源のライナス・レアアースが4月21日、上場する豪証券取引所(ASX)で発表した2026年1-3月期業績で、売上高は2億6500万豪ドル(約300億円)と、前年同期の2.2倍に増えた。脱中国依存を進める日本などへの重希土類輸出が始まり、業績が急拡大している。 (表はいずれもライナス・レアアースの発表資料から)
プレスリリース: 03080721.pdf
ライナスの1-3月期業績概要

レアアース全体の生産量は3223トンと前年同期から68%増えた。磁石向けである軽希土類のネオジム・プラセオジム(NdPr)の生産量は32%増の1996トン。重希土類であるジスプロシウムとテルビウムの生産量は8トンだった。同社は4月からサマリウムの生産を始めた。
製品の販売価格も値上がりした。期間中のレアアースの販売価格はA$84.6/kgで、前年の同期間に比べ68%高かった。NdPrの価格上昇がけん引した。
ライナスのレアアース製品価格の推移

ライナスは1-3月期に日米韓との結びつきを強めた。日本とは最低価格を保証する形での長期供給契約を結んだ。マレーシア工場の重希土類は主に日本向けに輸出している。米国防総省へもレアアース酸化物を4年間供給する。韓国勢ともLSエコエナジー(LS Eco Energy Ltd)と提携した。
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(IR Universe Kure)