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工作機械受注26年3月確報 3月受注は1935億円、前年同月比28%増で2018年3月の1828億円を抜き、過去最高の月次受注額を獲得、外需が1430億円、同月比40.4%増と牽引

2026/04/30 05:05
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工作機械受注26年3月確報 3月受注は1935億円、前年同月比28%増で2018年3月の1828億円を抜き、過去最高の月次受注額を獲得、外需が1430億円、同月比40.4%増と牽引

工作機械工業会3月受注確報 3月28.0%増1935億円、2018年3月1829億円を更新

 

3月工作機械受注1935億円(28.0%増)と2018年3月1829億円を抜き過去最高額

4/28の15時に日本工作機械工業会の2026年3月工作機械受注確報が開示された。3月受注は1934.7億円(同月比28.0%増、前月比31.8%増)と9カ月連続同月比増加、4か月連続で1400億円超えとなった。単月として2018年3月の1828.6億円を抜いて単月受注最高額を更新した。

 

外需40.4%増1430億円は18か月連続同月比増、6ヶ月連続1000億円超えで最高額更新

外需は1430.0億円(同月比40.4%増、前月比30.5%増)と18カ月連続同月比増加となった。2025年12月の1187.39億円を大きく上回り月間過去最大額大幅更新となった。

主要4業種では、同月比、前月比ともに増加した。一般機械は3か月連続で300億円を超え、395億円(同月比24.1%増、前月比26.8%増)となった。データセンタ関連でサーバーラックなどの加工でレーザー加工機、ロボット向けでは人型ロボット向けに多関節、指関節向けなどの歯車加工機などが伸長しているとのこと。自動車は278.4億円(同16.7%増、同35.3%増)と、同月比で14か月連続増加、8か月連続で200億円超えとなった。EV不振と言われる中で、中国では依然としてEV設備投資が継続、欧米、日本ではHEVなどの見直し受注などが寄与している模様。電気・精密は288.2億円(同65.8%増、同35.3%増)となり、前年同月比で5か月連続増加。半導体向けに加え、データセンタ関連では電子部品加工向けも牽引している模様。航空・造船・輸送機械は99.5億円(同29.8%増、同9.2%増)と、前月比増も2ヶ月連続100億円割れとなっている。

主要3極別ではアジアが750.9億円(同月比35.3%増、前月比36.0%増)と、6ヶ月連続500億円超え、2026年1月の618.5億円を抜いて過去最高額大幅更新となった。東アジアは562.1億円(同月比37.6%増、前月比32.7%増)となり、5か月連続で400億円超え、2026年1月の494.9億円を抜いて過去最高額更新となった。このうち中国が513.5億円(同月比42.3%増、前月比37.1%増)と同月比24ヶ月連続増加、5ヶ月連続350億円超えとなり、2026年1月の433億円を抜いて過去最高額、初めて単月500億円突破となった。中国の主要4業種は同月比全業種で増加した。一般機械向けは177.7億円(同月比37.7%増)と補助金効果が継続、9ヶ月連続同月比増となり、1月の136.6億円を抜き過去最高額。自動車は135.3億円(同月比4.3%増)、1月の過去最高額146.7億円には及ばないが、2018年6月の136.9億円に次ぐ過去3番目の受注額となった。電気・精密は154.3億円(同月比36.1%増)と5ヶ月連続2ケタ増、2021年3月以来の150億円超となった。全体として中国の工作機械NC化向上促進への補助金政策継続、一般機械ではいわゆる人形ロボットの爆発的な拡大を目指して多関節、指間接向けに精密歯車向け歯車加工機向けで受注殺到状況に。自動車もEV販売鈍化も投資は高水準で支えている。電機精密では半導体製造向けの拡大、データセンタのサーバラック向けにレーザー加工機などが急拡大している。

その他アジアは188.8億円(同月比28.9%増)と11ヶ月連続で100億円超となっている。インドが116.6億円(同月比18.8%増、前月比46.7%増)と、11ヶ月ぶりの70億円超え、2025年3月98.21億円を抜いて初めて100億円の大台を突破した。その他ではタイが22.21億円(85.1%増)、マレーシア11.07億円(98.0%増)など、高い伸びに。

北米は430.6億円(同月比35.4%増、前月比20.4%増)となり、14ヶ月連続250億円超、4か月連続300億円超え、2025年12月の414.6億円を抜いて過去最高額更新。このうちアメリカは392.7億円(同月比58.9%増、前月比25.8%増)と14カ月連続同月比増加となり、2025年12月の345.8億円を抜いて過去最高額更新となった。米国政府の税制改正、軍需産業からの受注増、データセンタ需要等が追い風になっていると見られる。米国主要4業種は全て同月比増加した。一般機械は87.4億円(4.0%増)、自動車45.6億円(16.0%増)、電気・精密41.3億円(2.1倍)、航空・造船輸送用機械57.5億円(85.7%増)など、軒並み増加している。なおメキシコは15.4億円(同月比22.3%減)となり一服、カナダは22.59億円(3.8倍)と2か月連続20億円超となっている。

欧州は223.8億円(同月比35.4%増、前月比33.9%増)と9ヶ月連続同月比増、3ヶ月ぶりに200億円超に。ドイツが42.9億円(同月比23.2%増、前月比8.7%増)、3ヵ月ぶりに40億円超えに。イタリアは35.0億円(同月比27.7%増、前月比61.1%増)で9ヶ月連続同月比増、10ヶ月ぶりに30億円超となった。欧州の主要業種4業種では、同月比、前月比全てで増加した。一般機械は57.6億円(同月比9.5%増)で、6ヵ月連続同月比増加、3ヶ月ぶりに50億円超に。自動車は26.4億円(91.9%増)と23ヶ月ぶりに25億円を突破、低水準ながら底入れした模様。電気・精密は18.9億円(12.3%増)と、低水準も3ヶ月ぶりの15億円超に。航空・造船・輸送用機械は30.7億円(同月比7.0%増)と3ヵ月ぶりに30億円を超えて堅調な推移となっている。

 

内需504.7億円(同月比2.5%増、前月比35.8%増)と期末で42ヶ月ぶり500億円超

内需は504.7億円(同月比2.5%増、前月比35.8%増)と同月比3か月連続増加、年度末でもあり前月比では大幅増となり、月次では2022年9月の524.1億円以来、42ヶ月ぶりに500億円超えとなった。

主要4業種は同月比では電気・精密のみ増加、前月比は年度末でもあり全てで増加となった。一般機械は184.4億円(同月比3.7%減、前月比30.8%増)と、同月比で4ヶ月ぶりに減少、一進一退の状況が続いている。省エネ補助金受付は4月からであり、効果は7月以降になると見られる。自動車は84.0億円(同月比29.6%減、前月比7.2%増)と6ヶ月ぶりに同月比減少となり、年度末効果も少なく低調に推移。完成車向けは22.2億円(53.4%減と同月比半減と厳しい。電気・精密は73.8億円(同月比38.2%増、前月比27.8%増)と、同月比3か月連続増、前月比4か月連続増となり、半導体製造装置向けなどが活況で、年度内では昨年6月の59億円を抜いて年度での最高額に。航空・造船・輸送用機械は29.1億円(同月比6.4%減、前月比30.6%増)と年度末効果が大きい。

内需全体として半導体製造装置向けやデータセンタ絡みで受注拡大がみられるが、全体として厳しさが続く現状から、政策措置による回復に期待する動きが加速している。

 

3月販売は同月比15.6%減1845億円、受注残17.2%増8116億円と受注増も販売はずれる

3月販売は1845億円(同月比15.6%減)と2ヶ月連続同月比減少。ここに来ての受注増加は納期が来期で、販売は低調、受注残高が積み上がり8116億円(同月比17.2%増)と2ヶ月連続同月比増加、2か月連続8000億円乗せ、24年7月以来の8100億円超となった。

3月工作機械4社受注19.9%増、同月比22ヶ月連続増加も内需は同月比減少

日刊工業新聞が集計している工作機械主要4社の3月受注が4/10に発表されている。4社合計で547.04億円(同月比19.9%増)と、22ヶ月連続同月比増加となった。輸出が424.95億円(29.4%増)となり、19ヶ月連続同月比増加となった。一方、国内は122.09億円(4.4%減)となり、3ヶ月ぶりに同月比減少に転じ、年度末効果が薄い状況に。

牧野フライスは79.16億円(同月比3.5%減)と4ヶ月ぶりに同月比減少。輸出が4ヶ月ぶりに同月比減少、一方、国内は3ヶ月連続増加した。インド、米国向けが増加も、中国が同月比反動減、欧州向けも減少した。国内は26.90億円(27.3%増)と航空宇宙向け、半導体製造装置向けが好調。

オークマも171.53億円(10.1%減)、2か月連続で同月比減少となった。国内が63.84億円(16.1%減)と3ヶ月ぶりに減少、輸出も107.69億円(6.2%減)と中国向けで同月比EV向けの反動減が大きいが、米国で航空宇宙向けは堅調。国内は半導体製造装置向けが拡大も全体では低調。

芝浦機械は45.94億円(87.9%増)で10か月同月比増加した。輸出が23.92億円(4.6倍)と中国向け大型サーバー関連などの光通信向け超精密加工機などが活況だった。国内も大型加工機中心に好調。

 

ツガミは250.41億円(57.7%増)で、単月受注で過去最高額を大幅更新。輸出が242.32億円(66.4%増)と主力の中国向けが自動車、データセンタ関連の冷却装置向けが伸長、電子機器向けなども好調で、過去最高額大幅更新。輸出は11ヶ月連続同月比増加、春節開け、データセンタ向けなどで活況呈する。

 

 

 

出所:日本工作機械工業会4月受注発表資料、日刊工業新聞社掲載4社受注よりアイアールユニバース加工                                                                         」

H.Okamoto

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