5月7日13時半、AREホールディングスは1日に発表した26/3期の決算について説明会を開催した。説明資料はこちら。なお、説明は東浦CEO(写真右側)が行った。業績に関しては概ね資料の通りなので、ここでは中計の見直しについて掲載する。

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<中長期ビジョン>(資料25)
〇目標
2030年度(31/3期)のビジョン目標として、売上収益7,500億円、営業利益500億円。24年春に公表したオリジナルのバージョンと比較すると、売上収益で2,100億円、営業利益で120億円。国内、アジアの貴金属リサイクル事業お及び北米製連事業の業績が期待を超えて進捗を遂げていることをここに反映した。
ROE13%、EPS420円。定性的領域については、成長戦略、財務戦略、人的資本についても更新した。
〇成長戦略(同26)
1つ目は、技術開発による新市場、新商材の開拓。
坂東工場の増強に合わせて進めている。合成医薬の化学反応のための触媒、新エネルギーミックスに関連するイリジウム、ルテニウム、新元素の取り扱いを拡大する。
2つ目は、地理的な水平展開。
昨年までに対インドにオフィスを設置して、今年はタイ工場が出来上がる。また、ベトナムでのマーケティングを強化している。これらにより、アジア展開を強化し、収益を拡大したいと思う。北米の製錬や倉庫も世界に広げるビジョンを有している。特に海外においては、M&Aによる成長も視野に入れている。
3つ目は、ダウンストリームリテール分野の強化。
その言葉通り、リサイクル生産などによる地金を用いて付加価値を獲得する。そのいわばPRのために、坂東市ふるさと納税の返礼品の提供を始めた。坂東工事は、非常に重要なすべての戦略の土台となっている。このような成長戦略を進めることにより、2030年度に向けて利益を増進する。
〇業務目標(同27)
重複するが、主要行動計画を資料右側に列挙した。今後5年間に創出するキャッシュフローを生かし、特に貴金属分野のM&Aで成長を一層加速したいと考えている。
今回発表の2030年度までの営業利益計画において、M&Aによる売上高や利益の加算はしていない。それは現ビジョンの+αの領域。
〇事業別業績目標(同29)
同社は、事業成長と資本効率をともに重視している。今後5年間で生み出すキャッシュは、まず、配当性向40%を目安とした株主還元に充当する。そして、利益をさらに生む新分野に積極的な投資を継続する。そこにM&Aも含めて考えている。
この後の資料の後に、設備投資計画、人的資本に関する取り組み、IR活動の状況、ESGへの取り組みなどを記載しており、説明は割愛するのでご参考まで。
(IRuniverse 井上 康)