中国の金属市場調査会社Shanghai Metals Market (SMM)が主催する「2026 SMM (第3回) 世界リサイクル金属産業サミットフォーラム・電池リサイクルフォーラム」が11日、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルで開幕した。会期は2日間。循環型経済を形作るトレンド、イノベーション、政策動向を探る国際的なプラットフォームを目指しており、再生可能金属とバッテリーリサイクル分野の主要な企業、研究機関、専門家、政策立案者が一堂に会し、アジアを中心とした持続可能な資源循環の未来について議論を交わす。「低炭素、世界への共鳴(Global Echo)」をスローガンに掲げた会場には、20カ国・地域から約600人が参加。IRuniverseもメディアパートナー企業として参加している。
開会に当たってSMMのアダム・ファン氏が挨拶に立ち、今回のフォーラムの意義などについて、「アジアの金属市場は急速な成長を見せる中、同地域のリーダーである日本を開催場所とし選んだ」と述べた。開会の挨拶には、錦麒産業の斉浩氏も立ち、「リサイクルは、今や世界経済と持続可能な発展を推進する核となっている」とし、「今回のイベントを通じ、皆さんの交流や協力を強め、新たな成長機会を探したい。最後に(今回のイベントが)成功することを願う」などと語った。

アダム氏

斉氏
この後、基調講演には3人が登壇。SMMのコンサルティングプロジェクトマネージャー、ロック・ディン氏がまず、「グローバルリサイクル金属産業市場分析:政策手段、企業の対応、そして今後の課題」をテーマに講演。

ロック氏
続いて、インドのJain Resource Recycling Limited のExecutive Directorであるサンチット・ジャイン氏が「インドから世界へ:持続可能な成長とリーディングリサイクラーの責任」、同じく同国のPondy Oxides and Chemicals Ltd のAssistant Vice Presidentプラティク・グプタ氏が「都市採掘:インドの非鉄リサイクル10年:製錬所の視点からの機会と課題」をテーマに講演した。

ジャイン氏
午前のメインフォーラムの締めくくりとして、「グローバルリサイクル金属市場の再構築 — インド、パキスタン、中東、日本の政策推進要因と新たなホットスポット」をテーマにパネルディスカッションが行われた。
リサイクルフォーラムとして行われた1日目の午後の部も、「中国、米国、ヨーロッパ、日本のリサイクル銅政策の解釈と将来の原材料競争戦略」をテーマにしたパネルディスカッションが続いた。国内からは、和光金属の専務取締役の村上良道氏とヒラタコーポレーションの主任の桑田俊介が登壇した。IRuniverseもメディアパートナー企業として「日本の鉛蓄電池の現状」について基調講演を行った。

右から順:村上氏と桑田氏

IRUNIVERSE:左から杉原と棚町
なお、フォーラムの講演内容については、シリーズで後日詳報する予定である。
(IRuniverse G・Mochizuki)