12日に行われた関東鉄源の2026年度5月輸出テンダーの落札平均価格は前回比273円高のトン5万4602円となった。
また、それを追うように東京製鐵も同日、国内鉄スクラップ購入価格を全拠点、全品種で1000円の値上げを行った。26年初の発表時の価格(1月8日時点)と比較すると、田原工場・新断では併せて1万2500円の値上げとなっている。

依然として右肩上がり傾向にある鉄スクラップ価格だが、東京製鐵関係者によれば、5月輸出テンダーの落札平均価格は「もっと高くなると予想していた」という。落札価格の上昇に合わせ、1000円以上の値上げの用意もしていたが、思わぬ肩透かしを食らったようだ。
関東鉄源の結果を受け、据え置きも検討したが、輸出けん制を目的に1000円上げに至った模様だ。

関東鉄源の価格が予想より上がらなかった理由は同関係者も「よくわからない」と話す。ベトナム国内のスクラップ価格が弱含みになったことを受けての可能性もあるが、やはり腑に落ちないという。
今回、上げきらなかった分の余波が来月に影響してくる可能性も高く、今後の動向に注視していく必要がある。
(IRuniverse K.Kuribara)