中国山西省の炭鉱で5月22日夜、爆発事故が起きた。中国国営の新華社通信(電子版)が5月24日に前日夜の当局の記者会見の情報として伝えたところによると、これまでに82人が死亡、128人がけがを負い、2人が行方不明になっている。当時、現場では247人が作業していた。
中国国務院(政府)は5月23日、ホームページ上で、「習近平国家主席が事故の予防と救援活動の徹底を指示した」と発表した。現地は洪水の季節を迎えるため、二次被害を防ぐよう指示した。また李強首相が事故原因の究明を求めた。
プレスリリース:习近平对山西长治市沁源县一煤矿瓦斯爆炸事故作出重要指示__中国政府网
現場となったのは民間企業の山西通洲集団が同省東部長治市の留神峪で運営する石炭採掘現場で、メタンガスの爆発が起きたとみられる。通洲集団は1983年創立の老舗石炭採掘企業。従業員数は3000人余りで4つの炭鉱を運営しているが、事故を受けてすべての炭鉱の運営を中止しているという。
新華社は「予備調査の結果、関係炭鉱企業が重大な違法行為を行っていることが判明した」とも伝えた。企業の法律情報サイトである天眼査によると、同社を巡っては2025年12月と7月に、緊急停止保護が作動しなかったなどの作業中のトラブルがあり、当局から罰金を科されていた。
通洲集団に対する25年12月の罰則情報
