25年6月に米国が鋼材輸入関税を25%から50%に引き上げられて以降、米国内の主要鋼材価格がどうなっているのか調べてみた。
〇足元の米国内鋼材価格(6月5日時点)
●熱延コイル 1,110ドル/トン、前年同月比30.6%上昇(66週連続)、先週末比0.9%上昇(3週間連続)。
●冷延コイル 1,280ドル/トン、同25.5%上昇(52週連続)、先週末比変わらず。
●表面処理鋼板 1,290ドル/トン、同27.7%上昇(8週連続)、先週末比変わらず(2週間連続)。
●棒鋼 930ドル/トン、同23.2%上昇(52週連続)、先週末比変わらず。
●線材 1,080ドル/トン、同10.8%上昇(63週連続)、先週末比変わらず(2週間連続)。
25年以降の米国内の鋼材価格は以下の通り。関税が50%に引き上げられて以降、表面処理鋼板以外は前年同月を上回り続けている。
図表1、米国内の鋼材価格推移(ドル/トン)

出所:IRU調べ
〇米国内鋼材価格上昇の恩恵を享受するのは
米国内の鋼材価格上昇の恩恵を最大限享受するのは米国内に工場を有する日本製鉄(USスチール)と大和工業(Nucor-Yamato Steel Company)の2社のみ。両社とも27/3期の業績見通しの前提では下期に調整局面があることを前提にしている。
<ロングバージョン>
図表2、米国内の鋼材価格推移(ドル/トン)

出所:IRU調べ
<参考>
図表3、米国の輸入鋼材価格推移(ドル/トン)

出所:IRU調べ
(IRuniverse 井上 康)