三菱マテリアルは12日、マテリアル領域における事業ポートフォリオの見直しの一環として、伸銅品事業部が所管する棒製品やエコブラス鍛造品の製造・販売を終了すると発表した。
同社グループは、中期経営戦略において「資源循環ビジネスで未来を創る企業へ」を基本方針に掲げ、「量から質への転換」を通じた事業ポートフォリオの高度化に取り組んできた。また、足元では抜本的構造改革を前倒しで実行しながら、将来成長に向けた事業基盤の整備を進めている。
このような取り組みのもと、伸銅品事業においては、市場環境や需要構造の変化が進む中、製品構成の最適化を図ることでより強固な事業基盤の構築を進めているところだ。同社はこれまで、伸銅品事業における生産体制の最適化に向けて、堺工場と三宝製作所の統合による大阪製作所への再編を進めるなど、バリューチェーンの強化を推進。そのうえで、大阪製作所を拠点として本製品の製造・販売を行ってきたが、今後の事業展開を見据え、対象製品の製造・販売の終了を決めた。今後は高付加価値製品へのシフトを着実に進めていく方針だ。
(IRuniverse K.Kuribara)