アイアールユニバースでは、ステンレス鋼材の過剰輸入を懸念して、品種別、仕入れ先別輸入量推移を、経済産業省のモニタリングシステムを用いて注視している。
2025暦年ステンレス鋼板類[薄板、広幅帯鋼(熱間圧延・冷間圧延)及び帯鋼]の輸入量は27万3,079トンと過去最多となり2024暦年(25万5,055トン)比7.1 %増となり、2023暦年(20万1,615トン)比35.4 %増となった。
前暦年に過去最多だった2022暦年(26万4,312トン)比では3.3 %増。
主な仕入れ先としては、
韓国が8万9,111トン、2024暦年(9万955トン)比2.0 %減、2023暦年(7万9,901ト ン)比11.5 %増、
台湾が6万508トン、同(5万7,400トン)比5.4 %増、同(5万2,706トン)比14.8 % 増、
中国が10万7,087トン、同(9万7,618トン)比1.1倍、同(6万881トン)比1.8倍と なった。中国が2年連続、韓国を上回った。
その他の仕入先としては、
マレーシアは827トン、同(325トン)比2.5倍、同(248トン)比3.3倍、
タイは2,243トン、同(2,228トン)比0.7 %増、同(2,700トン)比16.9 %減、
インドネシア7,789トン、同(4,647トン)比67.6 %増、同(2,830トン)比2.75倍、
インド1,046トン、同(97トン)比10.8倍、同(46トン)比22.7倍、
ベトナム2,365トン、同(55トン)比10.8倍、同(138トン)比22.7倍、
スウェーデン665トン、同(413トン)比2.5倍、同(733トン)比3.3倍、
アメリカ705トン、同(671トン)比5.0 %増、同(428トン)比64.7 %増。
ステンレス鋼鋼材累計(鋼板類、棒鋼類、線材及び形鋼)輸入量については下記記事をご覧ください。
ステンレス鋼鋼材 仕入れ先別輸入量推移 2025暦年輸入量過去最多
なお、本記事の図表番号は、上記記事からの連続番号となっている。
図2 にステンレス鋼板類の仕入先別輸入量 暦年推移を示す。
2025暦年は、27万トンを超えた。
その他仕入れ国では、インドネシア、インド及びマレーシアが増加した。
2026暦年(1月~4月累計)の、マレーシア(1,491トン)、インド(1,930トン)及びベトナム(2,442トン)からの輸入量は、既に2025暦年実績を超えた。
タイからの輸入量もほぼ、既に2025暦年実績並みに達した。

図2 ステンレス鋼板類の仕入先別輸入量 暦年推移 (IRUNIVERSE tetsukoFY)
(IRUNIVERSE tetsukoFY)