日本政府が出資するオーストラリア資源のライナス・レアアースは7月7日、上場するオーストラリア証券取引所(ASX)で、「韓国永久磁石メーカーのJSリンクと、マレーシアでのレアアース磁石工場をめぐる提携契約を締結した」と発表した。ライナスはJSリンクのマレーシア工場を支援し原料を供給する一方、生産された製品を独占購入する。
■50億円超出資し工場建設を支援
プレスリリース:03108378.pdf
発表によると、JSリンクはライナスも工場を持つマレーシア東部クアンタンに年産能力3000トン規模のネオジム-鉄-ボロン永久焼結磁石(NdFeB)工場を建設する。ライナスはJSリンク株5000万豪ドル(約56億円)相当を購入し、JSリンクは売却益を工場建設費に充当する。ライナスはまた、原料となるレアアース鉱石をJSリンクに提供。一方で、製品となった永久磁石を2038年1月までの期間、商業価格で独占的に購入する。
発表資料では、工場建設によりマレーシア域内で約400人の雇用創出が見込まれるとした。
■日米韓と結びつき強める
ライナスは2025年秋から日本向けに中重希土類のテルビウムやジスプロシウムを輸出する一方、米国勢や韓国勢とも結びつきを強めてきた。韓国勢とは4月にLSエコナジーとベトナム事業での協力で合意。JSリンクとも2025年夏に協業で合意していた。
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